重要なお知らせ!
当社では、お客様が当社ウェブサイト上で最高の体験を得られるようにクッキーを使用しています。
お客様は、「同意する」をクリックすることにより、当社の クッキーに関する方針
「首吊り線ってどんなローソク足?」「首吊り線が出たら買いと売りのどっちが良い?」といった疑問を持っていませんか?
首吊り線とは、実体が小さく下ヒゲが実体の2倍〜3倍以上あるローソク足のことです。首吊り線が天井圏で出現すると、下降トレンドへ転換する可能性があるとされています。
本記事では、首吊り線の形状やダマシを回避するポイント、出現したらどのような戦略が考えられるかを解説します。
首吊り線(Hanging Man)とは?

高値圏で出現する首吊り線(Hanging Man)は、それまでの上昇トレンドが終わり、下落に転じる可能性を示唆するサインと解釈されることがあります。
首吊り線とは、実体(本体)が小さく、下ヒゲが実体の2倍〜3倍以上ある極端に長いローソク足の形状を指します。
この形状は、日中に一度大きく売り込まれたものの、引けにかけて始値付近まで買い戻された、激しい攻防の痕跡といえます。
酒田五法においても、上昇トレンドの最終局面で首吊り線が確認された場合、買いの勢いが弱まり、トレンドが転換する予兆となる場合があります。
首吊り線という不吉な名前で呼ばれる理由は、その形状が逆さにしたT字型、すなわち実体を頭、長い下ヒゲを足や縄に見立てたとき、人が首を吊っている姿に見えることに由来しています。
このネーミングは、形が似ているだけでなく、相場の転換点や上昇の限界を示唆する心理的な意味合いを持つとされています。
高値圏で首吊り線が出現することは、「高いところから地面(安値)へ落ちていく」前兆と捉えられ、市場参加者に対してポジション整理を促すきっかけと言えるでしょう。
首吊り線は、実体の色が陽線(終値が始値より高い)であっても陰線(終値が始値より低い)であっても、基本的に下降トレンドへの転換を示唆するサインとして捉えられることがあります。
特に、高値圏においてはローソク足の色よりも長い下ヒゲが持つ意味合いは重要です。長い下ヒゲは、取引時間中に売り方が攻勢に出て、一時的に大きく価格が下落した事実を示しています。それまで買い一辺倒だった勢いが衰え、利益確定や新規の空売りが入り始めていることを示唆します。
また、首吊り線が陽線か陰線かによっても解釈に微妙な差がある点に注意しましょう。
| 陽線の首吊り線 | 日中に激しい売り浴びせがあった事実は消えないため、相場の脆弱性を示している |
| 陰線の首吊り線 | 売り圧力が陽線の首吊り線よりも強く、より強い転換の可能性を示すサインとなる |
高値圏で出現する首吊り線は、陽線であっても相場参加者の心理が弱気に傾き始めているサインであるため、下降トレンドへの転換に注意が必要です。
両者を見分けるための決定的な違いは、チャート上のどの位置に出現したかという点です。
形状が同じローソク足でも、出現位置によって市場参加者の心理状態が真逆に解釈されることがあります。
具体的には、上昇トレンドの高値圏で出現した場合は首吊り線と判断されます。なぜなら、高値圏での長い下ヒゲは、高すぎるから売るという売り圧力がチャートに現れているので、下降トレンドへの転換を示唆するサインとなるからです。
その一方で、下落トレンドの安値圏で出現した場合はカラカサと呼ばれます。カラカサの場合、売りが一巡して底打ちした可能性を示す買いサインと解釈されることがあります。
首吊り線とカラカサを見極める際は、ローソク足の形だけではなく、大局的なトレンドを確認し、現在の株価が相対的に高値圏と安値圏のどちらにあるのかを把握することが重要です。
トレンドの途中で首吊り線が出現した後に下落が始まると、投資家の中には次の高値を目指すための押し目と勘違いして買い注文を入れて損失を出すパターンが多く見られます。
なぜなら、押し目とは上昇トレンド中に一時的に株価が下がるものの、再び上昇する買いのチャンスであるため、投資家が長い下ヒゲを反発の兆候と過度に期待してしまうからです。
こうした勘違いからダマシに遭うと 、本来は利益確定を検討する場面で逆に買い増しをしてしまい、翌日以降の下落局面で損失が拡大する可能性もあります。
このような間違いを避けるためには、ローソク足の形だけで判断するのではなく、移動平均線との乖離率や、出来高などの他のテクニカル指標と組み合わせて総合的に判断する必要があります。
ストップ高の翌日や大きな窓開けの後に首吊り線が出現した場合、天井形成につながるケースもあるため、注意が必要になります。
なぜなら、相場が過熱している状態で首吊り線が出現することは、最後に残っていた買い手が力尽きたサインとして捉えられることがあります。
大きな窓開けで始まったものの、日中に売り込まれ、長い下ヒゲの首吊り線で引けたという動きは、高値で飛びついた投資家を巻き込んだ利益確定売りや新規の空売りが入ったことを意味します。
したがって、このような過熱感の強い状況で首吊り線が出たら、一時的な調整に留まらず、大きなトレンド転換の可能性も視野に入れて、ポジションの見直しを検討することが考えられます。
株がストップ高になるとどうなる? 売買が可能か、相場に与える影響を解説
首吊り線が出現したら、そのサインが本物かダマシかを判断するためには、見極める必要があります。ダマシを回避するポイントは以下の3つです。
ここからは、首吊り線のダマシを回避するための3つのポイントを解説します。
首吊り線が出現したら、すぐに売るのではなく、次に表示されるローソク足を見て株価が下落する動きを確認しましょう。るローソク足を見て株価が下落する動きを確認しましょう。

首吊り線が出現した時点では、まだ売り圧力と買い圧力が拮抗している状態であり、本当にトレンドが転換したのかどうかわかりません。
しかし、次のローソク足が陰線となり、首吊り線の実体の安値を下回って引けた場合は、今後下落に向かう傾向が見られます。
特に、首吊り線の長い下ヒゲを打ち消すような大陰線や、窓を開けて下落するような動きがあれば、トレンド転換が本格化したとみられます。
逆に、次のローソク足が陽線となり、首吊り線の高値を更新して上昇を続けた場合は、首吊り線がダマシの可能性も考えられます。ポジションの継続保有も選択肢の一つです。
高値圏で首吊り線が出現した日の出来高が急増しているのに、株価の上昇が停滞している場合、ダイバージェンスが発生しています。
この状態は、相場を動かそうとする買い方と売り方による激しい攻防があったことを示しています。
例えば、過去の平均的な取引量と比較して出来高が異常に膨らんでいるにも関わらず、首吊り線を形成した場合、上昇の勢いが限界にきていることを示すサインです。
したがって、首吊り線が出現した際は、下落の可能性も視野に入れるよう心掛ける必要があります。
RSI(Relative Strength Index)や移動平均線乖離率といったオシレーター系指標を用いて、現在の相場が過熱状態(買われすぎ)にあるのかを確認する方法もあります。
相場が買われすぎている状態で、首吊り線が出現した場合、利益確定の売りにより下落につながるケースがあります。
例えば、首吊り線が出現した際にRSIが70%以上を示している場合、相場が買われすぎているため、下落も視野に入れるべきです。
また、ローソク足が移動平均線から大きく上方に乖離している状態も買われすぎのサインです。こうした局面では、相場がそのうち平均値に戻ろうとする力が働く可能性があります。

首吊り線が出現した後の実践トレード戦略
首吊り線が出現したら現在のポジション保有状況によってさまざまなトレード戦略を取ることになります。
ここでは、2つのトレード戦略について詳しくみていきましょう。
一般的な手法として、首吊り線を確認した後、翌日のローソク足が確定した時点を空売りを検討するタイミングとし、損切りラインは首吊り線の高値に設定することが基本戦略であるという考え方があります。
このタイミングでエントリーするのは、翌日のローソク足が首吊り線の実体の安値を下回って引けた場合に、市場が売りサインを本格的に受け入れた可能性が高まると判断できるからです。
例えば、翌日陰線で終値が安値を下回った場合、売りエントリーを検討する手法の一つとして知られています。(損切りラインを首吊り線の高値に設定するという考え方もあり、リスク管理の参考情報としてご確認ください。)もし株価がこの高値を上抜けてしまえば、売りサインは否定されたと見なせるため、損切りを実行することで損失を限定できる可能性があります。

一方で、下落が継続した場合、想定した方向へ価格が推移する可能性もあります。
したがって、売りエントリーを検討する際は、下落の継続が確認できてから実行し、損切りラインを明確に設定することでリスクを限定することが大切です。
株の空売りとは? メリット・デメリット、リスクを抑える方法!
既に現物株を保有している状態で首吊り線が出現したときの戦略は、ポジションの決済を検討することが選択肢の一つとして挙げられます。
首吊り線は相場が天井圏に達しているサインと解釈されることがあるため、上昇トレンドが終わり下落する可能性があります。
また、売り時を慎重に検討したい場合、まずは保有株の半分を売却し、翌日以降も下落が続くようであれば残りのポジションも決済を検討する方法があります。
このような方法は、段階的なリスク管理の手法の一つとして参考にしてください。

首吊り線は、一見すると下値を支える動きに見えるため、投資初心者は上昇の継続と勘違いしがちです。しかし、実際には買いの勢いが限界を迎え、売り圧力が強まっているときに現れるサインです。首吊り線が天井圏で出現しているかを確認した上で、翌日のローソク足の確定を待ってから判断されることをお勧めします。
レバレッジ取引には元本超過のリスクがあるため、取扱条件やリスク説明をよくご確認のうえご利用ください。
FXGTでは、米国株のCFD取引にも対応しています。CFD取引では、レバレッジ取引が可能な他、相場下落局面を想定した取引戦略にも対応しています。
※当ページの情報は、日本居住者を対象とした口座開設の勧誘を目的とするものではありません。