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昨日の為替市場は、ドル円が7日続伸となりましたが、為替介入への警戒感が未だ根強く残っている状況です。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
19日の東京外国為替市場午後のドル円は、中東情勢の不透明感を背景とした原油先物価格の高止まりや、時間外の米長期金利上昇を受け、159円前後で底堅く推移しました。

加えて、高市首相による補正予算編成の指示を契機とした赤字国債発行観測が広がり、日本の財政悪化懸念が円売りの材料として意識されたようです。
ロンドン市場からニューヨーク市場にかけては、日米の要人発言に振り回される神経質な相場となりました。
ベセンド米財務長官がSNSを通じて「日本のファンダメンタルズは強固であり、過度な為替変動は望ましくない」と牽制したうえ、日銀の植田総裁との会談を公表したことや、主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議後の片山財務相が「断固たる措置を取る時は取る」と強い姿勢を示したことで、ドル円は一時158.7円前後まで急落。
しかし、米国とイランの交渉膠着により原油高が長期化し、日本の貿易赤字が拡大するとの懸念が払拭されず、下値の堅さが目立ちました。
さらに、米国のインフレ懸念や利上げ観測から米10年債利回りが4.68パーセント台と昨年1月以来の高水準へ上昇したことで全般的なドル買いが再燃し、一時159.3円前後まで値を戻して取引を終えています。
本日20日の東京外国為替市場では、159円前後でのもみ合いが続いています。本日は実質的な五・十日にあたりますが、仲値に向けた国内実需筋の動きも限定的で、様子見ムードが色濃く出ています。
米長期金利の上昇を支えに地合いそのものは底堅さを維持しているものの、159円台はいつ実弾介入が実施されてもおかしくない警戒水準とみなされているようです。
ドル円は7日続伸ですが徐々に160円台に近づいてきており、1時間足で見ると158円台半ばから159円台前半でのレンジ相場に移行しています。

買い方としては、159.2円台を超えた時点でのロング、あるいは158.6円台までの下落を待ってのロングを検討しても良いでしょう。

本日の注目銘柄は日経225です。60,000円台を割れたため、次のターゲットは58,400円台となります。

ただし、現在の水準から反発する可能性もあるため、深追いはしすぎないほうが良いかもしれません。
本日は15時に英国の消費者物価指数の発表があるため、ポンド系の銘柄が大きく動く可能性があります。
また、23時には米週間原油在庫統計の発表を控えています。
為替介入の警戒感もあり、引き続き日米の要人発言後の値動きに注意しましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。