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今週は、USDやAUDの通貨ペアに影響を与える可能性のある、重要な経済指標の発表が複数予定されている。注目は、米国のISM製造業・非製造業PMI、オーストラリアの四半期GDP、米国の週間失業保険申請件数、非農業部門雇用者数(NFP)、小売売上高など。労働市場や経済成長の指標が焦点となるため、ドルの動きや市場全体のセンチメントの変化に備えておく必要がある。
月曜 17:00(GMT+2) – 米国:ISM製造業PMI(USD)
水曜 02:30(GMT+2) – オーストラリア:四半期GDP 前期比(AUD)
水曜 17:00(GMT+2) – 米国:ISM非製造業PMI(USD)
木曜 15:30(GMT+2) – 米国:失業保険申請件数(USD)
金曜 15:30(GMT+2) – 米国:非農業部門雇用者数(USD)
金曜 15:30(GMT+2) – 米国:小売売上高(USD)
ISM製造業PMIは、米国の製造業活動を毎月調査した指数。50を上回ると拡大、下回ると縮小を示すコンポジット指数を含む。このレポートでは、新規受注、稼働、生産、雇用などの主要指標の変化を追跡しており、製造業の状況や経済全体の健康状態を把握する手がかりになる。
1月のISM製造業PMIは52.6%に上昇し、12か月ぶりに拡大に転じた。新規受注、稼働、輸出、受注残は改善した一方、サプライヤーの納期は遅れ、価格は上昇。雇用と在庫は依然として縮小傾向にあったものの改善が見られ、顧客在庫はさらに減少したことで、今後の生産増加の可能性を示している。
経済学者の予想では、次回の発表では51.7の成長率になる見込み。
GDPは、特定の期間内にオーストラリア国内で生産されたすべての財・サービスの合計市場価値を示す指標。
オーストラリア経済は、2025年第4四半期に0.4%拡大し、年間成長率は2.1%に達した。成長の主な要因は国内最終需要で、民間投資や家計消費の強さが支えとなった。一方、在庫と純貿易が成長を抑制。輸出は在庫の取り崩しで下支えされたが、輸入の伸びが輸出を上回った。
経済学者の予想では、次回の発表で経済は0.7%拡大すると見込まれている。
ISM非製造業PMIは、米国サービス業の活動状況を示す指数。サービス業のサプライチェーン担当者への調査結果をもとに算出される。50を上回る数値は、米ドル相場にプラスの影響を与える可能性がある。
1月のISM非製造業PMIは53.8%で横ばいとなり、19か月連続の拡大を維持した。事業活動は強まり、新規受注や雇用も成長圏にあったものの、やや伸びは鈍化。サプライヤーの納期はさらに遅れ、価格は66.6%に上昇して高水準を維持。在庫と受注残は縮小し、関税や価格上昇の圧力が企業のセンチメントに影響を与え続けている。
経済学者の予想では、次回のISM非製造業PMIは53.5になる見込み。
失業保険の初回申請件数は、仕事を離れた人が失業保険の受給資格を申請した件数を示す。この数値は労働市場の状況を反映する先行指標として注目される。
2月21日までの週における失業保険初回申請件数は、前週比4,000件増の212,000件となり、前週分も上方修正された。4週間移動平均は220,250件に上昇。被保険者失業率は1.2%で横ばいだった。継続受給件数は31,000件減の183万件となったが、4週間移動平均はやや上昇しており、労働市場は概ね安定していることを示している。
経済学者の予想では、新規失業保険申請件数は215,000件になる見込み。
非農業部門雇用者数(NFP)は、米国の農業以外のすべての部門で、特定の月に新たに創出された雇用者数を示す指標。
この指標が上昇すると、米ドル相場にプラスの影響を与える可能性がある。
米国労働省の発表によると、1月の非農業部門雇用者数は13万人増加し、失業率は4.3%で横ばいだった。雇用の増加は医療、社会福祉、建設部門に集中する一方、連邦政府と金融部門では減少が見られた。これらの数値は、世帯調査と事業所調査の両方をもとに算出されている。
アナリストの予想では、非農業部門雇用者数は58,000人増加すると見込まれている。
小売売上高(前月比)は、米国の小売売上高が前月からどの程度変化したかを示す指標。このデータはインフレ動向を評価する際に用いられ、売上高の増加は米ドルの価値にプラスの影響を与える可能性がある。
米国の小売・飲食サービス売上高は、2025年12月に7,350億ドルとなり、前月とほぼ横ばいだったものの、前年同月比では2.4%増加した。2025年通年では、前年から3.7%の増加となっている。オンライン小売や飲食店は年間で堅調な伸びを示し、全体の小売支出の横ばい傾向を補った形となった。
市場では、次回の小売売上高は前月比0.3%の減少になると見込まれている。
水曜 3月4日:AVGO(ブロードコム)
木曜 3月5日:COST(コストコ・ホールセール)
木曜 3月5日:BABA(アリババ・グループ)
今週は米国の経済指標が中心で、労働市場データや主要なPMIの結果がドルの動向を左右しそうだ。オーストラリアのGDPも国内経済の勢いを探る上で注目される。指標ごとの市場予想はまちまちで、予想と大きく異なる結果が出れば、FX、株式、債券利回りが大きく動く可能性がある。週末にかけては特に変動に注意が必要だ。