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現地時間2月28日にイスラエルと米国がイランを攻撃したことで、両国間はもちろん周辺の国にも影響が出ています。今後の動き次第では、大きな値動きに繋がる恐れがあるため警戒しなければなりません。
28日にイスラエルと米国がイランに軍事攻撃
2日午前は円安が進行
トランプ大統領は4週間続く見込みと発言
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
27日の東京外国為替市場午後のドル円相場は週末ということもあり見送りムードが広がり、155.8円〜156円前後で推移しています。

ロンドン市場序盤は前日の米長期金利低下を受け円高が進む局面もありましたが、方向感に乏しくもみ合う展開となりました。
その後、ニューヨーク市場は一時156.2円台まで上昇しています。
米・1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを記録し、米2月シカゴ購買部協会景気指数も予想外に改善したことで、ドル買いが優勢となりました。
しかし、その後の米イラン協議が合意なく終了したため、米国によるイランへの軍事行動を警戒する動きが強まりました。
安全資産としての国債買いに伴う長期金利低下により、ドル売りに転じる場面も見られ、ニューヨーク市場は156.1円で取引を終えています。
3月2日の午前の相場は、8時台から9時台にかけて一時156.8円台まで上昇しました。その後は下落に転じ、本稿執筆時点では156.3円台で推移しています。
米国とイスラエルがイランを攻撃し、イランも報復攻撃を続けていることで、中東情勢が急激に緊迫しています。
これに伴いリスク回避の動きが強まり、円やユーロなど主要通貨に対するドル買いが優勢となる場面が見られました。
トランプ大統領はイランの攻撃について4週間で終了することを表明していますが、市場ではイランの最高指導者であるハメネイ師が死亡していることで事態の収拾を不安視する声も出ています。
ドル円はチャネルの上値付近で推移しており、引き続きこの水準を超えるかが注目されています。

1時間足では本日午前に付けた156.8円台が高値として意識されるため、この水準を明確に超えない限りは、慎重な判断が求められる局面かもしれません。

本日の注目通貨ペアはスイスフラン円です。9日に付けた高値付近に位置しています。

米・イラン情勢が中東の周辺各国にも影響を与えているため、今後の動き次第では安全通貨であるスイスフランが高騰する可能性も考えられます。
本日は引き続き米・イラン情勢に注目すべきと言えるでしょう。
トランプ大統領は4週間で終わる見込みを示唆していますが、長期化する恐れもあるため注意が必要です。
また、本日は深夜0時に2月分の米ISM製造業景気指数の発表を控えており、ドル円が大きく動く可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、利益を得られる可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。