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株を買ったタイミングが悪ければ、買った後すぐに下がったり、なかなか上昇しなかったりすることは珍しくありません。いつ買えばいいのか悩んでいるのではないでしょうか?
本記事では、株取引で買い時を見極めるべき理由や、株の買い時として最適なタイミング、逆に避けたほうが良いタイミングなどを詳しく解説します。
株の買い時を正確に判断することは、株式投資で成功するために非常に大切です。適切なタイミングで株を購入できれば、その後の株価上昇の恩恵を受けやすくなります。
では、逆に誤ったタイミングで株を買うとどうなるのでしょうか?
それぞれのリスクについて順番に見ていきましょう。

株の買い時を誤ると、高値掴み(たかねづかみ)と呼ばれる状態になることがあります。高値掴みとは、株価がすでに高くなっているときに株を買ってしまい、その後に株価が下がって損失を抱える状態を指します。
例えば、ある企業の株価が急激に上昇しているニュースを見て、「今買っておけばもっと上がるだろう」と考えて飛びついたことはありませんか?
しかし、株価がすでにピークに達していた場合、購入後に株価が大きく下がり、すぐに含み損を抱えます。
その後も株価が上昇しなかった場合、大きな損失を被るかもしれません。
株を買う人は、なるべく高値掴みを避ける必要があります。
株の買い時を誤った結果、含み損を抱えてしまうと、精神的な負担が大きくなります。
なぜなら、「このまま株価が戻らないのではないか」「いつ売るべきか、それとも持ち続けるべきか」といった不安が頭から離れなくなり、冷静な判断ができなくなるケースも珍しくないからです。
毎日株価の変動が気になるあまり、仕事や日常生活に集中できなくなったり、夜も眠れなくなったりするかもしれません。
精神的に追い詰められたことで、感情的な取引をしてしまい、さらに損失を広げてしまう人もいます。
想定通りの値動きにならなくても後悔しような買い方をすることが重要です。
株の買い時として最適なタイミングは主に4つあります。
それぞれのタイミングについて順番に見ていきましょう。

1つ目の最適なタイミングは、押し目買い(おしめがい)を狙える時です。押し目とは、上昇トレンド中の株が一時的に下落したタイミングを指します。
基本的に株価が一本調子で上がり続けることはほとんどないため、利益確定売りや一時的な悪材料などにより、株価が少し下がる瞬間は絶好のタイミングです。
ただし、上昇トレンド中の下落には、一時的ではなく下降トレンドへ転換する本格的な下落もあるので注意しましょう。
2つ目の最適なタイミングは、企業の成長性や将来性から株価が割安(わりやす)なときです。
一般的に、今は株価が安くても、その会社の事業に成長性や将来性がある場合は、上昇していくと言われています。
例えば、革新的な技術や製品を持っているにもかかわらず、株式市場では十分に評価されていない企業もあります。
特にスタートアップ企業の場合、現時点では利益が少なくても、将来的には持っている技術や製品が市場で広く使われるようになることは珍しくありません。
このような企業は、将来的に株価が大きく上昇する可能性があるため、十分に株価に反映されていないうちに購入しておくのも一つの手です。
ただし、成長性や将来性のある割安な企業であっても、業績の悪化やプロジェクトの中止などにより値下がりするリスクはあるので注意しましょう。
3つ目の最適なタイミングは、過度に売られすぎているときです。
一時的な悪材料によって本来の企業価値とはかけ離れた水準まで株価が下がってしまうときは絶好の買い時になる可能性があります。
例えば、業界全体に悪影響を及ぼすようなニュースが出た場合、特定の企業には大きな影響を与えない場合でも、同業他社と同じく売られてしまうことがあります。
このような状況では、本来の価値よりも株価が低迷している可能性があるため、早期に上昇するかもしれません。
過度に売られすぎている株を見つけるためには、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの指標が同業他社や過去の平均と比べて低いのか、テクニカル指標で売られすぎを示唆しているかなどを分析する必要があります。
4つ目の最適なタイミングは、市場全体が悲観的(ひかんてき)なムードに包まれ、多くの投資家が株を売却しているときです。経済危機や国際的な紛争、大規模な災害などが起きると、優良企業の株ですら売られることがあります。
しかし、長期的に見れば、経済はいずれ回復し企業の業績も好転する可能性があるため、将来的な好転が見込める優良企業の株を安く仕込むチャンスといえます。
ただし、市場全体の回復に時間がかかったりさらに株価が下がったりすることもあるので、安易に買わないように注意しなければなりません。
株式投資において、株の買い時を見極めることは重要ですが、逆に株を買うことを避けたいタイミングもあります。
それぞれのタイミングについて見ていきましょう。
株価が短期間で急騰している時は、株を買うことは避けたほうがいいかもしれません。
なぜなら、急激な株価の上昇は、投資家の期待感や投機的な動きによって引き起こされていることが多く、上昇が長く続かないことが珍しくないからです。
例えば、近年はAI関連株や半導体関連株などが人気ですが、投資家の期待を大きく下回るほど収益が悪化したり、景気の悪化によりAIや半導体への需要が減少したりすると、それまで急騰した分の揺り戻しが起きる可能性があります。
また、株価が急騰した後に利益確定のための売りを出す投資家もいるため、高値掴みとなるかもしれません。
株価の急騰を見ると、「乗り遅れたくない」という焦りから、つい飛びついてしまいがちですが、冷静な判断が必要です。

株価がボックス相場やレンジ相場と呼ばれる状態にあり、今後上昇する明確な根拠に乏しいときも株の購入を避けるべきです。
ボックス相場やレンジ相場とは、一定の価格をいったりきたりしているような相場のことを指します。明確なトレンドがないため、株を購入しても利益を出すまでに時間がかかったり、わずかな利益しか得られなかったりするでしょう。
投資効率を考えると、このような株に資金を投じるよりも、明確な上昇トレンドにある株や、将来性のある株を探すほうが多くの利益を狙える可能性は高くなります。
投資先の企業において、不祥事や業績悪化といったネガティブなニュースが報道された時は、株を買わないほうが良いでしょう。
特に不祥事のように企業の信用を大きく損なうニュースは、株価に悪い影響を与えます。
例えば、ある企業が食品偽装やデータ改ざんといった不祥事を起こした場合、その企業の製品やサービスに対する消費者の信頼が失われ、売上が大幅に減少する可能性が高くなります。そうなれば、多くの投資家が株を売却するため、株価は大きく下落するでしょう。
また、業績が低迷している場合も早期に株価が底を打つ保証はなく、下落が長期化する可能性は十分にあります。
割安になっているので買いどきと考えるかもしれませんが、企業の立て直しが見えてくるまでは、投資を控えるのが賢明です。
経済指標の発表や金融政策会合など、市場に大きな影響を与える可能性がある重要なイベントの直前は、株の購入を避けましょう。
なぜなら、イベントの結果次第では、株価が大きく上昇する可能性はあるものの、逆に大きく下落することもあるからです。
例えば、アメリカの雇用統計や消費者物価指数、各国のGDP発表などは、その国の経済状況を示す重要な指標であり、市場の予想と大きく異なる結果が出た場合、株式市場全体に大きな影響を与えます。また、アメリカのFRBや日本銀行といった中央銀行の金融政策決定会合で金利の引き上げや引き下げが決定された場合、企業の資金調達コストや消費者の購買意欲に影響を与えるため、企業の業績や株価にも大きな影響があります。
経済指標の発表や重要なイベントの結果については、専門家でさえ正確な予測は困難です。
それらの結果を事前に予想して株式の売買を判断するのは非常に難しいと言えるでしょう。
自身の精神状態が不安定なときは、株を買うことを避けるべきです。
その理由は、精神的な不安定さが投資判断に悪影響を及ぼし、普段ならしないような感情的な取引をしてしまう可能性があるからです。
例えば、仕事で大きなストレスを抱えている、家族との問題で悩んでいる、体調を崩しているなど心身が疲弊している状況では、思考力が低下しやすくなります。
株価のわずかな変動に一喜一憂した結果、焦って売買をしたり、損失が出ているにもかかわらず、損切りができずに損失を拡大させてしまったりすることもあります。
投資ではメンタルがトレードに影響を与える傾向があるため、精神状態が不安定なときは、一度投資から離れることも大切です。
投資資金が十分でないときは、株の購入を避けるべきです。
なぜなら、精神的な負担が大きくなるため、投資判断が狂う可能性が高くなります。
例えば、生活費は絶対に損したくない資金に該当するため、投資に回してしまうと、損切りができなくなるかもしれません。
また、信用取引をして投資を行った場合、株価が予想と反対に動くと、追証が発生するリスクが高まります。追証とは、含み損が大きく膨らんだ際に、証券会社から追加でお金を求められることです。
追証を支払えなければ、持っている株は強制的に売却されます。最初に預けたお金だけでは損失を補うことができなかった場合、証券会社へ支払うべき残高が発生し、借金を抱えることになります。
投資資金が十分でない状態で投資を始めることは、大きな損失を被るリスクを抱えるだけでなく、精神的な負担も大きくなります。まずは、生活費や緊急時の備えとして最低限必要な資金を確保し、失っても生活に支障のない範囲で、投資資金を準備することが大切です。
株式投資は、株の買い時を見極めることだけでなく、株の売り時を判断することも非常に重要です。いくら良いタイミングで株を購入できたとしても、売り時を誤ってしまうと、せっかく得られたはずの利益を逃したり、損失を確定させてしまったりすることがあります。
株の売り時として最適なタイミングは以下の5つです。
利益目標に達したとき
損切りの水準に達したとき
上昇トレンドが転換する兆しが発生したとき
企業の業績や業界の状況が悪化しそうな材料が出たとき
株式市場全体が楽観的でバブルに近いとき
それぞれの売り時について詳しく見ていきましょう。
事前に設定した利益目標に達したときは、ひとまず最適な売り時です。まず、多くの人は、以下のように利益目標を設定する傾向があります。
1,000円や2,000円といったキリの良い価格
レジスタンスラインに到達した
直近高値に到達した
こういった水準は、他のトレーダーも一旦利益を確定する傾向があるので、利益目標に達すると、反転することもあります。
目標に達した後も、「もっと上がるのではないか」「まだ伸びる余地があるのではないか」という欲が出るかもしれませんが、売却せずに保有し続けた場合、株価が下落に転じてせっかくの利益を逃してしまうかもしれません。
利益目標に到達した時点で一部のポジションだけでも良いので売却しておくことで、利益を確保できます。
さらに、確保した利益を次の投資に回すことで、資金効率を高めることが可能です。
事前に設定していた損切りの水準に達したときも売り時といえるでしょう。
損切りとは、株価が購入時よりも下落し、損失が一定の範囲に達した場合に、それ以上の損失拡大を防ぐために株を売却することです。
損切りをすることで、損失を最小限に抑えやすくなるため、口座の資金のほとんどを失う可能性は低くなります。
例えば、1株1,000円で100株を購入して、株価が900円まで下落した際にすぐに損切りした場合と、損切りをせずに700円まで値下がりしたときにようやく損切りした場合の損益を比較してみましょう。
株価が900円まで下落した際に損切りした場合の損失額は1万円で済みます。
(900円×100株)-(1,000円×100株)=-1万円
一方で、700円まで値下がりして損切りした場合の損失額は3万円です。
(700円×100株)-(1,000円×100株)=-3万円
事前に「株価が〇〇円まで下がったら売る」「購入価格から〇〇%下落したら売る」といったルールを決めておき、損切りの水準に達したら売却しましょう。

上昇トレンドが転換する兆しが発生したときも売り時です。なぜなら、転換する兆しが表れたことで、それまでの上昇の流れが終わって、下降トレンドに変わる可能性があるためです。
例えば、順調に上昇していた株価が、ある日を境に高値を更新できなくなり、安値を切り下げ始めた場合、上昇トレンドが終わり下降トレンドに転換する可能性があります。
他にも、株価が移動平均線を下回ったり出来高を伴って大きく下落したりした場合も、トレンドが転換した可能性があるので、早く売らなければ含み損が拡大するかもしれません。
上昇トレンドの転換を見極めることで、高値圏で株を売却し、利益を確保できる可能性が高まります。トレンド転換の兆候を見逃さないためには、日頃から株価の動きを注意深く観察し、チャート分析の知識を身につけることが役立ちます。
保有している企業の業績や業界の状況が悪化しそうな材料が出たときも株の売り時です。
このような報道は、今後の株価にネガティブな影響を与える可能性が高いため、損失を回避するために売却を検討したほうが良いでしょう。
例えば、スマートフォンの世界的な販売台数減少が報じられた際に、関連部品メーカーの株価が下落するケースや、原油価格の急騰によって航空会社の業績悪化が懸念されるケースなどがあります。
日々のニュースや企業の情報にアンテナを張り、変化の兆候を早期に察知しましょう。
株式市場全体が過度に楽観的で、バブルに近い状態にあるときも、株の売り時です。
バブルとは、株価が企業の実態価値からかけ離れて高騰し、いずれ崩壊する可能性のある状態を指します。
株式市場全体が好調で、誰もが「株は儲かる」と信じているような状況では、多くの人が株を購入するため、株価は急激に上昇しますが、このような状況はいつか終わることが多いです。
バブルが崩壊すると、株価はあっという間に下落し、大きな損失を抱える投資家が続出します。
市場に過度な楽観ムードが広がっている際には、保有している株を少しずつで良いので売却して利益を確保しておくことをおすすめします。
株の買い時が分かるようになれば、買った後に上昇する銘柄を予測しやすくなります。専門家やインフルエンサーのこれから買いの株や確実に上がる株といった内容を参考にする必要はありません。
買い時が分かれば、今は買うべきではなくても下がったら買いたい株を探すこともできます。
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