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「メタプラネットの株価が上昇していた理由は?」「メタプラネットがストップ安になったけど大丈夫?」といった疑問を持っていませんか?
メタプラネットは日本初で唯一の上場ビットコイントレジャリー企業です。メタプラネットはここ数年で大きく知名度が上がり、株価が急上昇していたものの、2025年9月時点では大きく値下がりしているため、今後どうなるか気になる方もいるのではないでしょうか?
本記事では、メタプラネットの現状や今後の展望、将来性について詳しく解説します。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません
まずは、メタプラネットの現状がどうなのか、今後の展望について解説します。メタプラネットについて名前だけは聞いたことがある方もぜひ参考にしてください。
メタプラネットは、2005年に設立された当初は、不動産事業を主軸にビジネスを展開していましたが、市場環境の変化や新たな成長機会を求め、事業の多角化を進めてきました。
現在の事業ポートフォリオは、主にホテルソリューション事業とビットコイントレジャリー事業の2つです。
ホテルソリューション事業では、民泊の運営代行やコンサルティングサービスを提供し、インバウンド需要の回復を追い風に収益の改善を目指しています。
一方、ビットコイントレジャリー事業は2024年12月18日に開始された事業で、内容はビットコインを大量に保有する方針を打ち出し、ビットコイン関連の新たなビジネスを展開していくというものです。

メタプラネットのビットコイントレジャリー事業は、以下の3つの事業を柱としています。
それぞれの事業について詳しく見ていきましょう。
株式会社メタプラネットは2024年10月25日より、BTCイールドを主要な経営指標として採用しました。BTCイールドとは、1株あたりのビットコイン保有枚数がどのように増減したかを示す指標です。BTCイールドを高めるため、融資や株式、転換社債などのあらゆる資金調達方法を検討し、以下のようにビットコインの購入と蓄積を積極的に進めています。
| ビットコイン保有枚数 | BTCイールド (%、四半期累計) | |
| 2024年9月30日 | 398.832枚 | 41.7% |
| 2024年12月31日 | 1761.98枚 | 309.8% |
| 2025年3月31日 | 4046枚 | 95.6% |
| 2025年6月30日 | 13,350枚 | 129.4% |
| 2025年9月30日 | 20,000枚 | 30.7% |
出典:メタプラネットの開示情報より筆者作成
※2025年9月1日時点のデータです。
株式会社メタプラネットは、2026年末までに10万BTC、2027年末までに21万BTCの保有を目指す計画を立てています。

2024年10月3日からビットコインのプットオプション売取引を開始しました。取引によりプレミアム収入を生み出すことで、ビットコインのボラティリティ(変動性)を活用し、主要な収益源に育てることを目的としています。
メタプラネットは企業向けコンサルティングとビットコインメディア事業を展開しています。
企業向けコンサルティングは、ビットコインを準備資産として採用しようとする企業に対し、戦略立案から導入、統合支援まで包括的なコンサルティングサービスを提供する事業です。
MMXX VenturesやUTXO Managementといったデジタル資産運用を専門とする企業との連携も図っており、専門性の高いサービス提供を目指しています。
さらに、メタプラネットは2024年11月25日に世界をリードするビットコインメディアブランド「Bitcoin Magazine Japan」の運営を開始しました。
メタプラネットは、日本でのビットコインの普及と教育を推進し、ビットコイン分野におけるグローバルリーダーとなることを目指しています。

2024年11月に100円台だったメタプラネットの株価は、2025年2月には700円台まで急騰しました。その後300円台まで下げますが、5月から急上昇し、6月には1,900円に到達しました。
しかし、その後はストップ安などもあり短期間に暴落しており、2025年9月10日時点では500円台まで値下がりしています。つまりわずか2ヵ月で株価が70%下落していることになります。
さらに気になるのが、メタプラネットとビットコインの価格が連動しにくくなっている点です。メタプラネットの株価が6月の1,900円台から大きく値下がりしているのに対して、ビットコインの価格は、6月の1BTCあたり11万360ドルから8月14日には一時12万4,000ドルまで上昇しています。

したがって、ビットコインの価格が上昇すれば、メタプラネットの株価も上昇するという従来のシナリオが今後も続くかは不透明です。
ここからはメタプラネットの過去の業績推移(通期)を見ていきましょう。
| 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 純利益 (百万円) | |
| 2025年12月期 (会社予想) | 3,400 | 2,500 | – |
| 2024年12月期 | 1,062 | 350 | 4,400 |
| 2023年12月期 | 262 | -468 | -684 |
| 2022年12月期 | 366 | -859 | 978 |
出典:Yahoo! JAPANファイナンスより筆者作成
メタプラネットは、2022年12月期には、営業利益が赤字になるなど厳しい経営状況に陥っていましたが、2024年12月期に業績を大きく伸ばしています。
四半期の業績を見てもわかるように2024年12月に売上が急速に伸び、営業利益率が改善していることから、ビットコイントレジャリー事業を始めた影響があるでしょう。
| 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 純利益 (百万円) | |
| 2025年12月期 (会社予想) | 3,400 | 2,500 | – |
| 2025年6月期 | 2,116 | 1,409 | 6,059 |
| 2025年3月期 | 877 | 593 | -5,047 |
| 2024年12月期 | 1,062 | 350 | 4,440 |
| 2024年9月期 | 251 | -184 | -322 |
| 2024年6月期 | 168 | -115 | -176 |
| 2024年3月期 | 84 | -50 | -52 |
| 2023年12月期 | 262 | -468 | -684 |
出典:Yahoo! JAPANファイナンスより筆者作成
メタプラネットは、ビットコインを大量に保有する経営戦略により、市場からビットコイン関連銘柄として注目されており、この点において、米国企業のマイクロストラテジー社と同様の立ち位置にいます。
マイクロストラテジー社は、ビットコインを継続的に購入した結果、株価がビットコインの価格動向と連動して大きく上昇しました。この成功事例から、一部の投資家はメタプラネットにも同様の値動きを期待しています。
また、暗号資産取引所の口座を持たない投資家が、株式市場を通じてビットコインに間接的に投資したいと考える場合、メタプラネットは魅力的な選択肢となります。今後、ビットコインがさらに普及し、価格が上昇すれば、同社への資金流入が増加し、株価のさらなる上昇につながるかもしれません。
この章では、メタプラネットの強みについて紹介します。
メタプラネットへの投資に興味のある人は、参考にしてください。
メタプラネットの強みは、株価がビットコインの価値と連動する傾向があることです。ビットコインは、世界で最も時価総額が大きく、デジタルゴールドとも呼ばれるほど価値が認められつつあるため、今後も価値が高まると予想している投資家は少なくありません。
メタプラネットの株式を保有することで、ビットコインの価格変動による利益を享受できる可能性があります。わざわざ暗号資産取引所の口座を開設したくない方や暗号資産市場の法整備に不安を持っている方でもビットコインが上昇した場合に利益を得られる可能性があります。
SNSやインターネット掲示板などの投資家コミュニティでは、多くの投資家がメタプラネットの動向やビットコイン市場の分析について、積極的に情報交換を行っています。
コミュニティでの議論が活発になることで、メタプラネットの認知度が高まり、株価にも良い影響を与える可能性は十分あるでしょう。
加えて2025年4月には、メタプラネットの代表取締役であるサイモン・ゲロヴィッチ氏が新たなコミュニティ・ポータルを立ち上げるためのアンケートを実施したり、同年5月にはメタプラネットを応援するユーザーがコミュニティ運営のDiscordサーバーを開設したりしました。
今後、コミュニティ内での情報共有が活発化することで、投資判断のヒントになるかもしれません。ただし、コミュニティ内には、信頼性の低い情報も含まれている可能性があるため、誤った情報を基に取引して損失を被らないように注意しましょう。
メタプラネットに投資する際、以下の点が懸念されていることは理解しておくべきです。
知らないと損をする可能性があるので、必ず株を購入する前に確認しておきましょう。
メタプラネットの株価は、ビットコインの価格に連動するため、他の株式よりもボラティリティが高い傾向があります。
短期間でビットコインが急騰すれば多くの利益を期待できますが、逆にビットコインが暴落すれば、メタプラネットの業績悪化につながり、株価が大きく値下がりする可能性があります。

メタプラネットの株の購入を検討している方は、ビットコインの値動きを注視しつつ、大きなリスクを取り過ぎないようにしましょう。
メタプラネットは、ビットコインへの投資に経営資源を集中させていますが、事業の実態や収益構造に不安を感じている投資家もいます。
今後の課題は、安定した収益源となる事業を新たに立ち上げ、ビットコインの価格変動に左右されない収益構造を確立できるかどうかです。仮にビットコインの価格が長期にわたって低迷した場合、会社の財務状況が悪化する可能性があるので注意しなければなりません。
メタプラネットは、今後の事業展開やビットコインの買い増しのために、新株を発行する可能性があります。しかし、2025年9月3日のブルームバーグの報道によると、メタプラネットは海外市場での新株発行で約1303億円を調達すると発表しており、米国の金融機関がブックランナーを務めています。さらに、臨時株主総会で優先株の発行規定が可決されたことで、最大5550億円の機動的な資金確保に道筋をつけました。
しかし、日本の投資家は米国の投資家ほどビットコイン関連の事業への理解度が高いわけではないため、新株発行への需要に不透明感があると言われています。
さらにメタプラネットは、9月10日に海外募集による新株発行価格を1株553円(前日終値614円から9.93%ディスカウント)に決定し、調達した約2041億円のうち1837億円をビットコインの追加購入に充てると発表しました。
発行株数は3億8500万株となり、既存株式数(7億5597万株)に対して大幅な希薄化をもたらすため、既存株主からは「株の価値が薄まるだけだ」と怒りや失望の声が上がりました。
この発表を受けて、株価がさらに下落しました。既存の株主からすれば「未来の夢のために、現在の自分たちが犠牲になっている」と映るように、投資家の不信感が増えています。
メタプラネットは、保有する資産の大部分がビットコインのため、ビットコインの価格が大幅に急落した場合、会社の資産価値が大きく毀損し、債務超過となる可能性があります。
最悪のケースでは、上場廃止に追い込まれるかもしれません。
また、今後、仮想通貨に対する規制が強化された場合、ビットコイン関連事業の運営に影響が出るリスクもあるので注意が必要です。
メタプラネットは将来性の高いビットコインを多く保有しているため、今後も株価が急上昇する可能性は十分あります。一方で、2025年6月以降の暴落のように株価が大きく値下がりすることもあるので初心者におすすめの株式ではありません。
安値になっているからという理由だけで、安易に飛びつくと大きな損失を被る可能性があります。メタプラネットの株の購入を検討している方は、慎重に検討しましょう。
FXGTでは、取引条件の一例として、高いレバレッジ設定が提供されている場合があります。レバレッジ取引は、少ない証拠金で取引できる一方、損失が拡大するリスクも伴います。取引条件やリスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断と責任に基づいてご利用ください。