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金曜は注目度の高いイベントが控えていて、午後にはカナダのGDPと米国のコアPCE価格指数が発表される。どちらもCADやUSDペアにボラティリティをもたらす可能性がある。週明けの月曜には、週末に行われる豪州の総選挙がAUD市場に政治的リスクを加える見通しだ。一方、USDCHFは9月中旬からの反発を着実に伸ばしており、テクニカル面ではさらに上値を狙えるサインが出ている。
金曜 15:30(GMT+3) – カナダ:月次GDP(CAD)
金曜 15:30(GMT+3) – 米国:コアPCE価格指数(前月比)(USD)
土曜 終日 – 豪州:総選挙(AUD)

USDCHFは9月17日の0.78280を底に、2%超の力強い反発を見せている。この動きは「フェイルスイング反転パターン」によって確認されており、0.79023の安値が前回の安値を下回らずに踏みとどまり、その後0.79718の直近高値を上抜けたことで、さらなる上昇の余地が開かれた。
価格は現在、20期間EMAの上で揉み合っているものの、50期間EMAの下で抑えられた状態が続いている。クロスオーバーのシグナルはまだ出ておらず、短期EMAが長期EMAに追いついていないため、シグナルの確認までは慎重な姿勢が求められる。
モメンタム系の指標は引き続き強気の流れを支えている。モメンタムオシレーターは100のラインを上抜け、相対力指数(RSI)も50以上を維持しており、総じて買い圧力が続き、市場心理の改善が示唆されている。
強気派が相場を主導し続ける場合、トレーダーは以下の4つの潜在的なレジスタンス水準に注目することになる。
0.80144:最初のレジスタンス水準は0.80144に設定されており、0.79718から0.79023に引いた161.8%のフィボナッチ・エクステンションを反映している。
0.80834:2番目のレジスタンス水準は0.80834に設定されており、0.79718から0.79023に引いた261.8%のフィボナッチ・エクステンションを反映している。
0.81703:3番目のレジスタンス水準は0.81703に位置しており、8月1日に記録された日足高値に対応している。
0.81951:追加の価格目標は0.81951に設定されており、0.79718から0.79023に引いた423.6%のフィボナッチ・エクステンションを反映している。
売り手が相場を主導する場合、トレーダーは以下の4つの潜在的なサポート水準に注目することになる。
0.79718:最初のサポート水準は0.79718に位置しており、9月22日のスイング高値に対応している。
0.79023:2番目のサポート水準は0.79023に設定されており、9月24日に記録されたスイング安値に対応している。
0.78280:3番目のサポート水準は0.78280に位置しており、9月17日に形成された安値を反映している。
0.77730:追加の下値目標は0.77730で、標準的なピボットポイント手法で算出された週次サポートS2を反映している。
スイス国立銀行(SNB)は政策金利を0%で据え置き、必要に応じて外国為替市場に介入する姿勢を改めて示した。インフレ圧力は依然として低く、5月の-0.1%から8月は0.2%にわずかに上昇したが、これは主に観光や輸入品の価格上昇によるものだ。SNBの条件付き予測では、政策金利が0%で安定すると仮定した場合、2025年の年間平均インフレ率は0.2%、2026年は0.5%、2027年は0.7%と見込まれている。
世界的には、米国の関税や不透明感の高まりを背景に、2025年前半の経済成長は鈍化した。SNBは今後数四半期も世界経済の活動は低調にとどまると見ており、貿易摩擦の激化など下振れリスクが意識されている。
スイスでは、第1四半期の好調を受けて第2四半期のGDPは0.5%増加した。製薬セクターの変動が主な要因で、サービス業が下支えとなったが、失業率は上昇傾向にある。米国の関税は輸出や設備投資に重しとなっており、特に機械や時計製造業に影響が出ている一方で、サービス業は堅調を維持している。SNBは2025年のGDP成長率を1〜1.5%、2026年は1%弱と予測しており、失業率は引き続き上昇する見込みだ。見通しは依然として不透明で、世界的な貿易や経済リスクが影響を与える形となっている。
主要な経済指標の発表や政治リスクイベントを控え、市場は週末に向けて変動性の高まりが予想される。USDCHFは前向きなテクニカルサインを示しているが、上値抵抗をしっかりと突破できるかが確認のポイントとなる。ファンダメンタルズ面では、SNBの慎重な姿勢と世界的な貿易の逆風により、全体的な見通しは不透明だ。短期的にはトレードのチャンスが見込めるものの、経済指標や地政学リスクが入り混じる状況では、リスク管理が不可欠となる。