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昨日の為替市場は、円安方向への動きが加速したものの、ニューヨーク市場からは一転して下落傾向が続いています。相場の過熱感が意識され始めており、これまでの上昇トレンドが一旦落ち着く可能性を視野に入れるべき局面かもしれません。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
昨日のドル円相場は、ロンドン市場序盤から円安方向への動きが強まる展開となりました。

東京時間に日本政府が日銀審議委員にリフレ派の起用を提示したことが材料視されていましたが、ロンドン市場に円売りが急速に進行。ドル円は一時156.8円台まで値を伸ばしました。
しかし、ニューヨーク市場に入ると日銀の早期利上げ観測が後退したことで、一転して上値が重くなり、156.4円台で取引を終えています。
本日午前の東京市場においても、持ち高調整の売りに押されるじり安の展開が続いており、短期的な調整局面に入っている可能性があります。
現在のドル円は、日足チャートで見ると上昇チャネルの上限付近で上値を押さえつけられている状態です。

本日のローソク足がこのまま陰線で確定した場合、チャート形状としては反転の兆しとなる可能性があります。
その場合、調整のターゲットとして154.5円台や、さらに深い押し目となる152.1円台を意識しておく必要があるでしょう。
1時間足については、重要な局面にあります。

これまで抵抗線だったチャネル上値がサポート(下値支持線)として機能し、一旦反発を見せています。
155円台前半にあるトレンドラインを維持できるかどうかが焦点であり、この水準を割り込まない限りは底堅い推移が期待できるかもしれません。
しかし、ここを明確に下抜けた場合は、短期的な下落加速に警戒が必要です。
そして、本日の取引で特に注目したいのが豪ドル円です。ドル円同様、日足ではチャネルの上限に到達しており、上値を強く押さえつけられています。

ここから調整が入る場合、一旦はチャネルの下限に向かって下落するシナリオが想定されます。
その際のターゲットとしては、108円台後半あたりまで押し戻される可能性があるため、高値圏での飛び乗り買いには注意したいところです。
ドル円・豪ドル円ともに、現在は「高値掴み」のリスクを考慮すべき時間帯と言えるでしょう。
本日夜には、新規失業保険申請件数の発表が控えています。
前回の新規失業保険申請件数の発表時、ドル円は大きなボラティリティは発生しませんでしたが、テクニカル的な節目に位置しているため、結果次第では調整のトリガーになる可能性も否定できません。
豪ドル円についても、長期的には依然として上目線が維持されているものの、目先は上昇の勢いが一服する可能性があります。
特にドル円が155円台前半のラインを割り込むような動きを見せた場合は、クロス円全体での下落リスクに注意を払うのが賢明かもしれません。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。