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昨日のドル円円安が進みましたが、レジスタンスラインにいるため上値が重い展開となっています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
5日の東京・ロンドン市場では、日本や韓国の祝日に伴う薄商いの中、ドル円は157.2円台から157.9円前後にかけて円安・ドル高が進む展開となりました。

東京市場では、イランの港での火災報道を受けて一時157.3円前後まで上昇したものの、目先のレジスタンスとして意識される水準を前に上値の重い地合いが続きました。
しかし、ロンドン市場に入ると原油先物相場の先高観が意識され、日本の通貨当局による防衛ラインを試すかのようにドル買いが加速し、一時157.9円前後まで値を切り上げました。
ニューヨーク市場では、過去数日の円買い注文をIMFの指針に沿った一連の介入とみなす解釈が広がり、追加介入のリスクが当面は低下したとの受け止めから、損失覚悟の円売りが誘発されたようです。
その一方で、米政府高官がイランとの停戦維持に言及し、大規模な戦闘再開の可能性を否定したことで、地政学リスクに対する過度な懸念が和らぐ要因となりました。
本日6日の東京市場では、トランプ米大統領がイランとの包括的合意に向けて協議が「大きく前進した」と報告し、ホルムズ海峡での航行支援作戦の一時停止を発表したことがサプライズとなっています。
これを受けて原油相場が急落し、ドル円も一時157.5円前後まで下押しされました。足元では157.6円前後で推移しており、中東情勢の沈静化期待に伴う有事のドル買いの巻き戻しが上値を抑える重石となっています。
昨日の上昇は157.7円前後の水平線付近で止まっています。

まずは昨日の高値である157.7円前後を超えられるかが焦点となるでしょう。一方で、既にロングしている人は、ポジションの一部決済を検討しても良いかもしれません。
本日の注目銘柄は日経225です。日経225は、昨日の終値で直近高値をわずかに超えられませんでした。

本稿執筆時点では直近高値を超えているため、このまま終値で超えられるかに注目です。もし明確に終値で直近高値を超えた場合、フィボナッチ・エクスパンションの100%付近や161.8%付近まで上昇する可能性もゼロではありません。
本日は4月分のADP雇用統計の発表を控えているため、ドル円の乱高下に警戒すべきです。指標の発表が157.7円前後のレジスタンスラインを突破できるかを決めるきっかけになるかもしれません。
また、米国とイランの協議が進展していると報道されましたが、さらなる進展があるのかにも注目です。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。