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昨日の東京市場から本日7日午前にかけてのドル円相場は、政府・日銀による為替介入とみられる急激な変動を経て、156円台前半から半ばでの推移が続いています。
大型連休中の薄商いを突いた断続的な円買いの動きにより、相場は一段と不安定な地合いとなっています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
6日の東京外国為替市場午後のドル円相場は、昼過ぎまで157.8円台で小動きが続いていましたが、13時半頃に突如としてドル売り・円買いが加速しました。

ドル円は一時155.0円前後まで急落し、当日の安値を下抜ける場面が見られました。
当局による正式な発表はないものの、市場では連休中の円安進行を阻止するための為替介入とみる向きが強まっています。
ロンドン・ニューヨーク市場では、急落後の自律反発により一時156.5円前後まで戻す場面もありましたが、米長期金利の低下や中東和平への期待感からリスクオフのドル買いが後退し、上値の重い展開が続きました。
米・イランの衝突終結に向けた期待から原油相場が落ち着きを見せたことも、資源輸入国である日本にとっては円の下支え要因として意識されたと考えられます。
連休明けとなった本日7日の東京市場では、午前9時頃に156.5円前後を付けたものの、三村財務官のコメントを受けて再びドル売りが先行しました。
財務官は介入の有無については言及を避けた一方、「IMF(国際通貨基金)のルールは介入回数を制限するものではない」と言及しています。
その結果、当局が今後も必要に応じて何度でも市場対応を行う姿勢が示唆され、市場の警戒感が一段と高まる形となりました。
現在は156.3円台を中心に、東京仲値にかけても方向感を探る動きが続いています。
ドル円はフィボナッチ・リトレースメントの38.2%には到達してから反落しているため、ここからさらに円高方向へ進むシナリオも検討する必要があります。

安値更新した場合は、152円台前半を目指す可能性があります。
その一方でドル円が円安へ転換するには、直近高値の157.8円台を明確に超えなければなりません。
本日の注目銘柄は豪ドル円です。

昨日付けた上ヒゲと4月30日に付けた下ヒゲの範囲での値動きとなりそうですが、どちらかに抜ければ大きな動きへ発展する可能性があります。
本日は21時30分に米新規失業保険申請件数の発表を控えています。また、中東和平への動きが期待されているものの、まだ予断を許さない状況が続いています。
中東和平の期待を崩壊させるようなニュースを警戒して、突然の値動きを警戒しておくべきです。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。