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来週は、米国で注目度の高い経済指標が目白押し。これらは米ドルや原油価格、さらに市場全体の変動に影響を与える可能性がある。注目指標からは、住宅市場の状況、エネルギー供給の動向、雇用市場の強さ、製造業の活動状況が見えてくるほか、少数ながら注目の企業決算も発表される。トレーダーや投資家は、こうしたデータをチェックして、新年に向けた経済の勢いを探ることになる。
月曜日 17:00(GMT+2)-米国:住宅販売保留件数 前月比(USD)
月曜日 17:30(GMT+2)- 米国:原油在庫(USD)
水曜日 15:30(GMT+2)- 米国:新規失業保険申請件数(USD)
金曜日 16:45(GMT+2)- 米国:製造業PMI(確報値・USD)
住宅販売保留件数は、当月に締結された住宅売買契約の件数を前月と比べた指標。
この指標が伸びると、米ドルの相場が上昇する可能性がある。
11月の住宅販売保留件数は前月比1.9%増で、住宅市場はわずかに改善した。増加は主に住宅が手ごろな中西部と南部で見られ、一方で価格の高い西部と北東部では販売が減少した。
経済専門家によると、年末シーズンは住宅が市場に出ている期間が長くなることが多いため、購入者は価格交渉の余地が大きくなる可能性がある。
経済専門家は、次回の住宅販売保留件数が前月比0.9%増になると予想。
原油在庫の増減を示す指標は、米エネルギー情報局(EIA)が毎週発表している。米国企業が保有する商業用原油の量(バレル単位)を示し、世界の原油価格に影響を与える。在庫が増えると需要が減少しているサインとなり、原油価格の下落につながる可能性がある。
先週の米国の石油精製所は非常に高い稼働率で、原油の処理量とガソリン生産量が増加した一方、ディーゼルの生産は減少した。原油の輸入はわずかに減少し、米国の原油在庫は130万バレル減少。これにより在庫は例年の同時期と比べて約4%少ない水準となった。
ガソリン在庫は増加したが、ディーゼルはわずかに増えたものの依然として平均を下回っている。全体の燃料需要は前年よりやや高いものの、ガソリン、ディーゼル、航空燃料の需要はいずれも2024年同時期より弱いままだ。
経済専門家は、米国の原油在庫が200万バレル減少すると予想。
新規失業保険申請件数は、仕事を離れた失業者が失業保険の受給資格を得るために提出する申請の数を示す。労働市場の状況を反映する先行指標としても使われる。
12月中旬の新規失業保険申請件数は減少し、労働市場の改善がうかがえる。初回申請件数は前週から減少して22万4,000件となったが、直近の数字はわずかに修正されている。全体の傾向はほとんど変わらず、4週平均はわずかに上昇した。
先週の新規失業保険申請件数は減少し、失業者が減っていることを示した。初回申請件数は21万4,000件となり、労働市場が安定していることをうかがわせる。
一方、失業手当を受給し続けている人の数はわずかに増え、被保険失業率は1.3%に上昇した。全体としては労働市場は依然として健全だが、一部の労働者は新しい仕事を見つけるのに少し時間がかかっていることが分かる。
経済専門家は、新規失業保険申請件数が21万5,000件になると予想。
製造業PMIは、米国の製造業の活動を毎月調査した指標。50を上回ると拡大、下回ると縮小を示す総合指数を含む。新規受注、生産、雇用など主要指標の変化を追い、製造業の状況や経済全体の健康状態を把握する手がかりとなる。
11月の米国製造業は引き続き成長し、工場の生産量や雇用も増加した。しかし、特に海外からの需要が弱かったため、売れ残り在庫は過去最高となった。関税の影響でコストは高止まりしたものの、製造業者の今後の見通しに対する楽観的な姿勢は強まった。
経済専門家は、製造業PMIが51.8になると予想。
12月29日(月):DJCO(デイリー・ジャーナル・コーポレーション)
12月29日(月):RR(リッチテック・ロボティクス社)
12月31日(水):AXG(ソロウィン・ホールディングス)
今週のデータは、米国経済が年末を安定した状態で終えられるかどうかを確認する材料になる。住宅市場の動き、労働市場の動向、製造業の状況、原油在庫の数字はいずれも短期的な市場心理に影響を与える可能性があり、新年の始まりに向けてトレーダーや投資家は注意を払うべき重要な時期となる。