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昨日の為替市場は、米国とイランの協議の発言に振り回される展開となりました。市場では協議の進展を見極めたいと考える人が多く神経質な展開になっています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
ドル円は米国とイランの協議に振り回される展開
21日の東京市場では、トランプ米大統領による「イランとの協議は最終段階」との前日の発言を受けて有事のドル買いが巻き戻され、一時は158.6円前後まで下押しして始まりました。

しかし、日本の財政悪化懸念に伴う構造的な円売りの根強さや株高を背景にじりじりと買い戻され、午後は159円台へと水準を回復。
日銀の小枝審議委員が「政策金利を引き上げて緩和度合いを調整していくことが必要」と追加利上げに前向きな姿勢を示したものの、市場はすでに6月の利上げを織り込みつつあることから反応は乏しく、159円前後での膠着相場が続きました。
ロンドン・ニューヨーク市場に入ると、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が高濃縮ウランの国外持ち出しを拒否する指示を出したと報じられると、交渉難航への懸念からニューヨーク原油先物価格が1バレル102ドル台へ反発。
これに伴いドル円も一時159.4円前後と約3週間ぶりの安値を更新しましたが、その後、パキスタンの仲買によって最終案に合意したとの報道が伝わると、原油安とともにドル売りが強まり一時158.8円付近まで急落。
最終的には米高官による合意報道の否定や不透明感の根強さから159円前後まで買い戻されて取引を終えました。
本日22日の東京市場は、前日終盤に下値を確認した流れを引き継ぎ、朝方からやや買い戻しが優勢となっており、仲値決済に向けて一時159.1円台まで値を上げる場面が見られました。
朝方に発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回る結果となりましたが、日銀の政策方針を大きく変える内容ではないとの受け止めから市場の反応は限定的です。
引き続き米国とイランの交渉の行方を見極めたいとする様子見ムードが強く、159円台前半を中心とした神経質な小動きが続いています。
ドル円はフィボナッチ・リトレースメントの61.8%を超える水準にまで回復しています。ここ数日は158円台後半から159円台前半での狭い値幅での推移となっており、次の値動きがまたれる状況です。

本日の注目銘柄はWTI原油です。三角保ち合いになりつつあり、上下の抜けた方向へそのままついていくのが良さそうです。

本日は米国の5月分ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)の発表がありますが、確報値のため為替相場の値動きには大きな影響がないかもしれません。
週末ということもあり土日のニュースに備えてポジション調整をしておくことも検討しましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。