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昨日の為替市場は、パキスタン軍指導者によるイランへの訪問やトランプ米大統領の「イランとの協議は最終段階に入っている」との発言により戦闘終結への期待が高まったことで円高が進行しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
20日の東京外国為替市場におけるドル円相場は、新たな手掛かり材料に欠ける中、積極的な取引が手控えられ、158.8円台から159.0円台での狭いレンジでもみ合う展開。

20年債入札の好調な結果や日経平均株価の下落を受けたリスクオフの円買いが一時的に相場を下押しする場面も見られましたが、中東情勢の不透明感に伴う原油や米長期金利の高止まりが下値をしっかりと支えました。
一方で、159円台に突入した際の政府・日銀による為替介入への警戒感は依然として強く、上値追いにも慎重な姿勢が目立つ膠着状態が続きました。
ロンドン市場に入ると、中東情勢の推移を見極めたいという投資家の慎重姿勢が強まります。海外時間での米長期金利上昇の一服に加え、前日に出たベセンド米財務長官による円安牽制発言の余韻も意識され、ドル売り・円買いの流れが緩やかに進みました。
ドル円は一時158.5円台まで押し戻される場面がありましたが、同水準では円の上値も重く、方向感を欠く推移となりました。
ニューヨーク市場では、ドル買いを主導していた中東情勢に大きな進展の兆しが見られ、相場の潮目が変わりつつあります。
パキスタン軍指導者のイラン訪問報道や、トランプ米大統領の「イランとの協議は最終段階に入っている」との発言を受け、戦闘終結への期待感が急速に高まりました。
さらに原油安を受けて米長期金利も低下に転じたことで、日米金利差縮小と日本の貿易赤字拡大懸念の後退が意識され、ドル円は一時158.6円前後まで下げ足を速めました。
本日21日午前の東京外国為替市場は、原油価格の下落と米金利の低下を背景に、ドル円は158.8円台を中心に推移しています。
仲値に向けては国内輸入企業からのドル買いも観測されましたが、相場を大きく押し上げるには至りませんでした。
一方で、高市首相が検討を指示したとされる2026年度補正予算案の編成に伴う日本の財政悪化懸念もくすぶっており、円の売り圧力は依然として根強く残っています。
ドル円は引き続き159円台前半と158円代半ばでのレンジ相場が続いており、どちらに抜けるかを待つ展開となりそうです。
特に158円台半ばは1時間足で長い下ヒゲが出ているところから底堅さがうかがえます。

本日の注目銘柄は日経225です。昨日は60,000円台を一時割れたものの、今朝の時点では急反発しており、この水準では底堅いと言えるでしょう。

再び63,000円台の高値を超えられるかに注目です。
本日は、5月分のフィラデルフィア連銀景況指数やPMIの発表を引けており、ドル円が大きく上昇する可能性があります。
中東の戦闘終結に関する報道にも注意しておきましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。