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「割安株の見つけ方がわからない」「割安株を見つけるときどの指標を見ればいいの?」といった悩みを持っていませんか?
割安株を見つける際は、PER、PBR、ROEなどの指標を確認しますが、どのような意味があるのかわからない人もいるでしょう。
本記事では、割安株を見つける7つの指標やバリュートラップ(割安ではなく安いだけの株式)に陥らない方法を解説します。
割安株(バリュー株)とは、企業の現在の収益力や保有資産といった本質的価値に比べて、株価が安く放置されている銘柄のことです。
将来、その価値が見直され、株価が適正水準へ上昇することが期待されており、安いうちに保有しておけば利益を得られるかもしれません。
ここからは成長株との違いや米国株CFDで割安株を狙う効果について解説します。

対して成長株(グロース株)は、現在は割高に見えても、将来的に高い成長を遂げることで収益や株価が大きく伸びることが期待される銘柄指します。
両者の違いは、投資家が評価する時間軸と価値の源泉にあります。割安株に投資する投資家は、現時点の企業の財務的な安定性や実績を拠り所に、市場の過小評価が是正されるのを待ち続けるのです。
一方、成長株に投資する投資家は、今はまだ実績がなくとも、革新的な技術や新しい市場を創造する可能性に投資します。
次に指標面でも比較してみましょう。割安株はPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が市場平均より低い傾向にあるように、現在の利益や資産に対して株価が安いことを示しています。代表的な株式は大手インフラ企業や銀行株などです。
対照的に、成長株は将来への期待が株価に織り込まれるため、PERやPBRは高くなります。新興のIT企業やバイオテクノロジー企業は成長株の典型例と言えるでしょう。
このように、両者はどちらが優れているというものではなく、投資戦略の根本的なアプローチが異なります。ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、どちらを選ぶか決めるようにしましょう。
証券会社やFX業者によっては、米国株CFDの取引ができます。CFDのメリットはレバレッジです。レバレッジとは、少ない証拠金を元手に何倍もの規模の取引が可能になる仕組みのことです。
例えば10万円の資金で5倍のレバレッジをかければ50万円分の取引ができるため、株価の高い企業の株式の取引もできます。
また、米国市場では、GAFAMのような優良個別株はもちろん、S&P500といった株価指数にも投資可能です。日本の株式よりも成長速度が速く株価の上昇率が大きい銘柄もあるので、米国経済の成長の恩恵を受けることができます。
さらに、米国株CFDの取引は米ドル建てで行われるため、為替レートが円安になれば、資産がさらに増加します。
米国株のCFD取引のメリットやデメリット、おすすめのFX業者を解説
ここからは、実際に割安株を発掘するために不可欠な、7つの具体的な財務指標を解説します。これらの指標を単独ではなく、組み合わせて多角的に分析することで、割安株を見つけやすくなります。
それぞれの指標について順番に見ていきましょう。
PER(Price Earnings Ratio)は、現在の株価が企業の利益に対してどれだけ割安かを示す指標です。
PERは、株価÷1株あたり純利益(当期純利益÷発行済み株式数で計算しEPSとも呼ばれる)で算出できます。
例えば、PERが10倍の場合、現在の利益が続くと仮定すると投資元本を10年で回収できることを意味します。
PERが低ければ株価は割安、一方でPERが高ければ株価は割高です。
したがって、以下のA社とB社ではB社のほうが株価は高いですが、割安と判断できます。
| A社 | B社 | |
| 株価 | 5,000円 | 6,000円 |
| 1株あたり純利益 | 100円 | 200円 |
| PER(実績) | 50倍 | 30倍 |
なお、PERの目安は業種によって異なるので注意が必要です。成長期待が高い情報・通信業、医薬品、陸運業などの業界で高く、建設業、鉄鋼、銀行業などでは低い傾向があります。PERの数値だけを見るのではなく同業種の他の会社と比べて割安かも確認しましょう。
PBR(Price Book-value Ratio)は、現在の株価が企業の純資産に対してどれだけ割安かを示す指標であり、企業の財務的な安定性や解散価値を評価する際に役立ちます。
PBRを算出する際は、株価 ÷ 1株あたり純資産(資産から負債を引いた純資産を発行済み株式数で割って計算しBPSとも呼ばれる)で求めます。
PBRが低いほど、資産面から見て株価が割安と判断されます。特に1倍を下回っている場合は株価がその企業の解散価値(会社を清算して資産を株主に分配した場合の価値)よりも安い状態を意味します。
しかし、PBRが単に低いだけでは、資産を有効活用して利益を生み出せていない万年割安株である可能性を否定できません。そこでPBRが低いことに加えて次で解説するROE(自己資本利益率)が高いかを見る必要があります。
PBRが低くROEが高い企業は、効率的に利益を稼ぐ力があるにも関わらず、市場から見過ごされている有望な投資先の可能性があります。
ROE(Return On Equity)は、企業が株主から集めた資金(自己資本)を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標です。
ROEは、当期純利益÷自己資本×100で計算できます。ROEが高いほど、経営効率が良いと評価でき、一般的に8%〜10%を超えると優良企業の一つの目安とされます。
割安株への投資においてROEが重要な理由は、PBRが低くてもROEが極端に低い企業は、単に資産を持て余しているだけで、将来的な成長が見込めない可能性があるからです。
一方で、低いPBRと高いROEを両立している企業は、高い収益力があるにも関わらず市場から正当に評価されていない、お宝株かもしれません。
PBRとROEは必ずセットで確認しましょう。
配当利回りは、現在の株価に対して、年間にどれだけの配当金を受け取れるかを示す指標です。株価の値上がり益(キャピタルゲイン)だけでなく、安定した現金収入(インカムゲイン)を重視する投資家にとって、割安さを判断する重要な要素となります。
1株あたりの年間配当金÷株価×100で求めることができ、配当利回りが高いほど、投資額に対するリターンが大きいことを意味します。
高配当利回りの銘柄は株価が下落した際にも配当収入が株価を下支えする効果が期待でき、安定して高い配当を出し続けられる企業は事業基盤が強固でキャッシュフローが潤沢であると言われています。
割安株を探す際には、一時的な要因で株価が下落し、配当利回りが高くなってている銘柄が狙い目です。ただし、業績が悪化して将来的に配当が減らされたり利益の中から無理のない範囲で配当を出しているか確認するようにしましょう。
自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済義務のない自己資本がどれくらいの割合を占めるかを示す指標のことです。自己資本比率を確認することで、財務的な健全性すなわち倒産のしにくさがわかります。
自己資本比率は計算式は自己資本÷総資産×100で計算が可能です。70%以上で超優良企業、50%〜69%で優良企業、20%〜49%が一般的な企業といわれており、比率が高いほど借入金などの負債が少なく経営が安定していると評価できます。
なお、業種によって平均的な自己資本比率が異なっており、経済産業省の2024年度経済産業省企業活動基本調査速報(2023年度実績)によると以下の結果となっています。
| 業種 | 自己資本比率 |
| 鉱業、採石業、砂利採取業 | 67.3% |
| 情報通信業 | 51.5% |
| 製造業 | 51.4% |
| 小売業 | 45.9% |
| 卸売業 | 42.1% |
| 電気・ガス業 | 23.5% |
出典:経済産業省の2024年度経済産業省企業活動基本調査速報(2023年度実績)から抜粋
割安株投資では、株価が市場から正当に評価されるまで、長期にわたって保有し続けることが前提です。PERやPBRといった指標でどんなに割安に見えても、財務的な基盤が脆弱であれば、安いなりの理由がある危険な株の可能性があるので注意しましょう。
PEGレシオ(Price Earnings to Growth Ratio)とは、PERを企業の利益成長率で割ることで、企業の成長性を加味した上で株価の割安度を評価する指標のことです。
PEGレシオはPER÷利益成長率で算出でき、一般的に数値が1倍を下回ると、企業の成長性の観点から見て株価が割安であると判断されます。
以下のケースでは、B社のほうがPERが低いので割安となりそうですが、利益成長率が5%しかないことから、成長性を考慮するとA社のほうが割安と判断できます。
| A社(割安) | B社(割高) | |
| PER | 20倍 | 10倍 |
| 利益成長率(年間) | 30% | 5% |
| PEGレシオ | 0.67倍 | 2倍 |
PEGレシオは、成長ポテンシャルを持ちながらも、市場の期待が先行しすぎていない銘柄を見つけたいときに活用可能です。
EV/EBITDA倍率(イーブイ・イービットディーエー倍率)は、企業の買収価値(EV)が、税金や金利、減価償却費を差し引く前の本業の儲け(EBITDA)の何倍かを示す指標です。
この指標は、異なる国の企業や、設備投資額が大きく異なる企業同士を比較する際に、より公平な割安度を測るために用いられる指標です。
EV(Enterprise Value)は株式時価総額+有利子負債-現預金で計算され、企業を買収する際に必要な理論的な総額を表します。
EBITDAは、金利や税率、会計上の減価償却のルールが国ごとに違う影響を排除した、事業そのもののキャッシュフロー創出力に近い利益を示します。
EV/EBITDA倍率が低いほど、企業が稼ぎ出すキャッシュフローに対して買収価値が安く、割安と判断され、一般的には8倍以下が目安です。
EV/EBITDA倍率はより本業の収益力に着目するため、先行投資がかさむ成長企業や、大規模な設備を持つ装置産業の評価に適しています。
株式投資をするなら日本の株よりも成長率が高い傾向のある米国株もおすすめです。ここからは米国株の割安株を見つける方法を紹介します。
順番に見ていきましょう。

多くの米国株の中から割安株を見つける必要がある場合は、証券会社や株式情報サイトにあるスクリーニング(銘柄検索)機能が便利です。
例えば、以下のような条件でスクリーニングを実行します。
スクリーニングによって、数千社ある米国上場企業の中から、数十社程度の有望な銘柄をリストアップできます。
スクリーニングにより投資先の銘柄を絞り込んだら、ビジネスモデルと長期的な競争力を分析しましょう。なぜなら、指標上は割安に見えても、ビジネスが時代遅れであったり、強力な競合にシェアを奪われつつあったりすれば、将来価値が失われていくバリュートラップ(割安の罠)である可能性が高いからです。
一時的に市場から見過ごされても、持続可能な稼ぐ力がある本当の割安株は以下の手順で探します。
まずは企業の公式サイトにあるIR情報で、年次報告書や決算説明資料から、企業の事業内容、市場環境、強み、リスクなどを確認しましょう。
これらの情報を確認することで、その企業が「何で」「どのようにして儲けているのか」をが分かります。
さらに、「事業展開しているビジネスが10年後も社会に必要とされ、競争力を維持できているか?」を自問してみましょう。
一例を挙げると、強力なブランド力、他社が真似できない特許技術、顧客を囲い込むネットワーク効果などがあります。
割安株投資家が最も警戒すべきは、株価が安いまま上昇しない、あるいはさらに下落していくバリュートラップ(割安の罠)に陥ることです。
株価が安い正当な理由を見抜けなければバリュートラップに陥ります。
企業が構造的な問題を抱えていたり、属する産業自体が衰退していたりする場合、PERやPBRが低くても株価は永遠に浮上しないかもしれません。
バリュートラップを避けるために、以下のポイントをチェックしましょう。
まず、割安で放置されている原因が企業の一時的な不祥事や業績の落ち込みで売られているのか、業界全体の構造不況や技術革新からの遅れといった根深い問題を抱えているかを調査しましょう。前者であれば回復の可能性がありますが、後者であればバリュートラップの可能性があります。
次にキャッシュフローの状況を確認しましょう。 損益計算書上では黒字でも、本業のキャッシュフローがマイナスになっている企業は危険です。自由に使えるお金が潤沢にあり、株主還元や将来の投資に回せているかを確認します。
最後に経営陣の質を見極めることです。株主への手紙(レター)や決算説明会での発言から経営陣が株主価値の向上に意欲的か、明確なビジョンを持っているか確認しましょう。
このように、指標の安さに飛びつく前に、安さの裏にある理由を深く掘り下げ、企業が抱える問題が一時的なものか長期化しそうか見極めることが重要です。
米国株の割安成長株を探す際は、2つのアプローチ方法があります。
それぞれのアプローチ方法について順番に見ていきましょう。

1つ目の方法は、一つの方法は、AI、クリーンエネルギー、ヘルスケアといった、今後長期的に拡大が見込まれる成長産業の中から、一時的に株価が調整している業界トップクラスの企業を探し出すことです。
業界全体が力強い追い風を受けていれば、業界内の有力企業は多少のつまづきがあっても、いずれ成長軌道に戻る可能性があります。
また、業界のリーダー的存在の企業は、強固な顧客基盤、高い技術力、豊富な資金力を持っているため、市場の調整局面を乗り越えてシェアを拡大する力を持っています。
割安成長株は、以下の順番で見つけることが可能です。
このアプローチ方法では、マクロな視点で成長産業を捉え、ミクロな視点で一時的に売られすぎている優良企業を見つけ出します。
2つ目のアプローチ方法は、長年にわたって配当を増やし続けている連続増配株のリストの中から、現在の株価が割安な水準にある銘柄を探すことです。
連続増配を続けられる企業は、安定して利益を成長させ、潤沢なキャッシュフローを生み出す力があります。このような企業は本質的に成長株の性質を持ちながら、市場全体の下落などに巻き込まれて株価が一時的に下落すると、配当利回りが上昇するので、割安株としての魅力があります。
以下の手順により割安株を見つけましょう。
まず、25年以上連続で増配している企業は、一般的にコカ・コーラやP&Gといった生活必需品セクターなど、景気に左右されにくいディフェンシブな企業が多くなります。
その中から割安な水準にある銘柄を選ぶことで、安定したインカムゲインを得ながら、将来の株価上昇も期待できる投資対象を見つけられるでしょう。
割安株は証券会社や株式情報のサイトからスクリーニング機能で簡単に見つけられます。とはいえ、7つの指標の見方は覚えておかなければなりません。
また、バリュートラップに陥っている株を選ばないようにするには、原因を調べた上でキャッシュフローや経営陣の質を確認しましょう。
FXGTでは、取引商品に応じて異なるレバレッジが設定されています。最大レバレッジは5,000倍です。取引は各商品の規定に応じた金額や数量から行えます。