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暗号資産に興味があり、購入を検討し始めたら「取引所」と「販売所」という言葉を目にするでしょう。これらは暗号資産を売買できる場所ですが、その仕組みには大きな違いがあります。
本記事では、暗号資産の取引所と販売所の違い、両者のメリット・デメリットについて解説します。
暗号資産の取引所と販売所には以下のような違いがあります。
まずはそれぞれの特徴と違いをしっかり把握しましょう。

暗号資産の販売所と取引所では、暗号資産を売買する際の相手が異なります。
販売所の場合、直接暗号資産取引所と取引を行うため、取引画面に表示された価格で暗号資産を購入したり売却したりします。一方、取引所は利用者同士が暗号資産を売買できる場所です。
そのため、利用者は自分で買いたい価格や数量を指定して注文を出します。取引所は利用者同士の取引を仲介する場所として、取引が成立した際に少額の手数料(取引手数料)を徴収する仕組みです。
暗号資産の取引所と販売所では、暗号資産の価格決定方法や手数料の仕組みが大きく異なります。
販売所では、購入価格と売却価格にスプレッドと呼ばれる差額(手数料)が含まれています。
例えば、販売所がビットコインを1,000万円で販売し、990万円で買い取るとします。この場合、10万円がスプレッドにあたります。
利用者は表示されている売値でビットコインを買い、売却する際は買値で売るため、往復でスプレッド分のコストを負担します。
スプレッドは、販売所である暗号資産取引所が決めているため、取引所と比較すると取引コストが高くなるので注意が必要です。
対して、取引所では、株の取引のように、多くの人が買いたいと思えば価格が上がり、売りたいと思えば価格が下がります。
取引の際には、取引手数料が徴収されます。国内の取引所の場合、取引手数料は、取引金額に対して0.01%〜0.15%が目安です。
例えば、100万円分のビットコインを取引する際に取引手数料が0.01%の場合にかかる手数料は、100円です。取引所によっては、取引量に応じて手数料が安くなるプランや、特定のキャンペーン期間中に手数料が無料になることもあります。

暗号資産の取引所と販売所では、暗号資産を売買する際の注文方法にも違いがあります。
販売所では、成行注文しか使えません。成行注文とは、現時点での販売所が提示する価格で、注文をする方法です。
直感的に取引できるため、暗号資産取引が初めての人でも迷うことなく利用できますが、価格を自分で指定できないため、販売所が提示する価格が市場価格と比べて割高であっても、その価格で取引しなければなりません。
一方、取引所では成行注文だけでなく、指値注文を利用できます。指値注文とは、自分が希望する価格を指定して注文を出す方法です。例えば、現在のビットコインが1,000万円のときに980万円の指値注文をすれば、ビットコインが980万円になったときに注文が約定します。
つまり、自分の希望する価格で暗号資産を売買可能です。
ただし、指値注文は、指定した価格に市場価格が到達しない場合、いつまでも取引が成立しない点に注意しましょう。
初心者には指値と成行注文のどっちがおすすめ? 各注文方法の注意点も解説!
ここからは100万円分のビットコインを購入した際に、販売所と取引所でどのくらい取引コストが変わるのかシミュレーションしてみました。
それぞれのケースについて順番に解説します。なお、ビットコインの価格やスプレッド、手数料は日々変動しておりますので、必ず暗号資産取引所の取引条件を確認してから利用しましょう。
まず、販売所で販売所で購入した場合のコストのシミュレーションをしてみましょう。販売所では、取引手数料が低く設定されていますが、スプレッドがかかります。
例えば、ビットコインの市場価格が1BTC=1,000万円で、販売所の手数料が無料、買値が1,030万円、売値が970万円とします。この場合、取引コスト(スプレッド)は、買値と売値の差額である60万円となり、6%のスプレッドが発生するのです。
1,030万円-970万円=60万円
また、スプレッドは変動制のため取引コストが高くなることもあります。
例えば、買値が1,050万円、売値が950万円の場合、スプレッドは100万円となり、先の例よりも取引コストが高くなります。
1,050万円-950万円=100万円
次に取引所で購入した場合のコストをシミュレーションしてみましょう。
仮にビットコインの市場価格が1BTC=1,000万円で、Taker手数料(板に表示された価格で注文する場合)が0.05%の場合、取引コストは以下の通りです。
1,000万円×0.05%=5,000円
また、指値注文をする場合は、Taker手数料よりも低い取引コストで注文ができます。ビットコインの市場価格が1BTC=1,000万円で、Maker手数料が0.01%の場合、さらに取引コストを抑えることが可能です。
1,000万円×0.01%=1,000円
Maker手数料がTaker手数料よりも手数料が安い理由は、指値注文により板に新しい価格の注文が増えることで、買い手と売り手の選択肢が増え、取引が成立しやすくなるからです。
取引所では、流動性提供の貢献に対して、手数料を安くしたり手数料を還元(マイナス手数料)したりするなどMakerを優遇しています。
ここでは、暗号資産の販売所のメリット・デメリットを解説します。
販売所での取引に興味がある人は、メリット・デメリットの両方を知っておきましょう。

暗号資産の販売所のメリットは、操作が非常に簡単なことです。
購入したい暗号資産を選び、金額を入力して「購入」ボタンを押すだけで取引が完了するので、初心者でも簡単に暗号資産を売買できます。
また、販売所では希望の数量を常に購入または売却できます。なぜなら、販売所は常に暗号資産の在庫を抱えているため、利用者が提示された価格で取引を申し込めば、すぐに売買が成立するからです。
したがって、急いで暗号資産を手に入れたい場合や、すぐに売却したい場合に重宝します。
加えて、取引所のように、注文を出した後に価格が変動してしまい、思っていた価格と異なる価格で約定する心配もありません。
販売所のデメリットは、取引所と比べてコストが高くなりやすい点です。
販売所は利用者に暗号資産を販売する際に、市場価格に上乗せした価格で提供し、買い取る際には市場価格から差し引いた価格で買い取ります。
この差額が販売所の利益となるため、利用者にとっては手数料の負担が大きくなるのです。
よって、まとまった金額を取引したり、頻繁に売買を繰り返したりすると、スプレッドによるコストが大きくなる可能性があります。
加えて、販売所は取引所よりも選べる暗号資産の種類が少ないため、取引量の少ないアルトコインの売買ができないことがあります。
そして、販売所が提示する価格でしか取引ができないため、好きな価格で注文を出すことはできません。現在の価格よりも安く買いたい場合は、価格が下がるまで待たなければならないため、注意が必要です。
ここからは、暗号資産の取引所のメリット・デメリットを解説します。
順番に見ていきましょう。

暗号資産の取引所のメリットは、取引手数料が販売所よりも格段に安い点です。
取引所は利用者同士の取引を仲介する役割を担っており、その対価として少額の手数料を徴収するに過ぎないため、手数料は取引金額の0.01%〜0.15%程度です。
特に頻繁に暗号資産の売買を行うトレーダーは、取引所を利用したほうが取引コストを抑えられます。
次に、さまざまな種類の注文方法が利用できるため、より戦略的な取引ができます。取引所では、成行注文に加えて、指値注文が利用できます。指値注文を使うことで、「この価格まで下がったら買いたい」「この価格まで上がったら売りたい」など、より自分の売買したい価格での注文が可能です。
さらに、取り扱い暗号資産の種類が販売所よりも豊富なため、知名度の低いアルトコインに取引をして、短期間で多くのリターンを狙うこともできます。
暗号資産の取引所のデメリットは、取引操作が販売所に比べて複雑なため、初心者にはハードルが高いと感じることです。
取引所の画面には、現在の取引状況を示す板や、さまざまな注文方法の選択肢が表示されます。よって、最初はどこのボタンを押せば良いか迷うかもしれません。さらに操作ミスによって意図しない価格で取引が成立してしまったり、注文自体が失敗したりするリスクもあります。
次に、希望する価格で注文はできるものの、必ず取引が成立するとは限りません。なぜなら、取引所は利用者同士の取引によって成り立っているため、自分が設定した価格で買い手や売り手が見つからない場合、いつまでも取引が成立しないからです。
特に、取引量が少ない仮や、暗号資産場が閑散としている時間帯には、なかなか取引が成立しない可能性があります。
加えて、取引所では、急激な価格変動時に注文を出した時の価格と、実際に取引が成立した時の価格に差が生じる現象(スリッページ)が起きることもあります。
想定よりも不利な価格で約定してしまうこともあるため、注文時には十分注意しなければなりません。
暗号資産の販売所と取引所のメリット・デメリットを読んだけど、結局どっちがご自身にとって最適なのか分からない人もいるかもしれません。
ここでは、販売所・取引所についてそれぞれどんな人におすすめか解説します。
暗号資産の販売所は、販売所の画面はシンプルなため、操作もしやすく、暗号資産取引に慣れていない人でも直感的に利用できます。
また、販売所ではスプレッドがありますが、一度購入したら数ヶ月から数年間保有し続けるスタイルの場合、スプレッドによるコストは一度きりしか発生しません。
そして、取引所のように、自分の希望する価格で買い手や売り手が見つかるのを待つ必要がないので、急な価格変動に対応して利益を確定したい場合や、一時的に現金が必要になった際にすぐに暗号資産を売却したい場合に利用しやすいでしょう。
暗号資産の取引所がおすすめの人は以下の通りです。
暗号資産の取引所は、販売所と比べて取引手数料が低く設定されています。まとまった金額を動かす場合や、頻繁に売買を繰り返すデイトレーダーは、取引所のほうが取引コストを抑えられるでしょう。
また、取引所は販売所よりも取り扱い銘柄が豊富な傾向にあるため、ビットコインやイーサリアムといった主要な銘柄だけでなく、将来性が見込まれる新しいアルトコインや、特定の分野に特化した暗号資産など、多種多様な銘柄を取引できる可能性があります。
さらに、指値注文を活用できるので、より有利な価格で注文ができます。忙しい人でも指値注文を使いこなすことで、利益を増やしやすくなるでしょう。
暗号資産の販売所や取引所を選ぶにあたって、悩んでいる場合は、以下の選び方を基に考えましょう。
それぞれの選び方について順番に見ていきましょう。
1つ目の選び方は、手数料とスプレッドを比較することです。
同じ金額の暗号資産を売買しても、手数料やスプレッドが異なれば、最終的に手元に残る金額に大きな差が発生します。
販売所を利用する場合は、取引手数料が無料と表示されていても、実質的なコストとしてスプレッドが含まれていることを忘れてはなりません。また、各販売所によって暗号資産のスプレッドが大きく異なるため、注文前に確認すべきです。
また、取引所を利用する場合も、Taker手数料とMaker手数料がそれぞれ異なるため、注意が必要です。
単純に手数料が安いだけでなく、取引量に応じて手数料率が下がる割引があるか、入出金手数料や送金手数料など取引以外の手数料がかからないかも確認しましょう。
より手数料の安い取引所や販売所を選ぶことで、利益を残しやすくなります。
2つ目の選び方は、取り扱っている銘柄数が豊富なことです。
取り扱い銘柄が多ければ多いほど、投資の選択肢が広がり、さまざまな暗号資産に分散投資したり、将来性の高い暗号資産に投資して大きなリターンを狙ったりできます。
特に、もしあなたが新しいアルトコインに興味がある場合や、将来的に様々な種類の暗号資産に投資したいと考えているのであれば、取り扱い銘柄数が豊富な取引所を選ぶのが賢明です。
多くの取引所では、公式サイトで取り扱い銘柄の一覧を公開しています。購入を検討している暗号資産が含まれているか、今後投資したいと考えている暗号資産が将来的に追加される可能性があるかなどを確認しましょう。
ただし、ビットコインやイーサリアムのような主要な暗号資産のみを取引する場合は、そこまで気にする必要はありません。
3つ目の選び方は、セキュリティ対策が万全なことです。
暗号資産の販売所や取引所は、ハッキングや不正アクセスなどの被害に遭うリスクが常に存在するため、安心して取引を行うためにも強固なセキュリティ対策が必須です。
まずは、公式サイトで二段階認証や不正ログインや送金時のアラート機能、SSL暗号化通信が採用されているか確認しましょう。
さらに、預けた暗号資産がコールドウォレットで管理されているかも重要です。コールドウォレットとは、インターネットから完全に隔離された状態で暗号資産を保管することでです。コールドウォレットで保管されている取引所・販売所ならハッキングのリスクを最小限に抑えることができます。
4つ目の選び方は、初心者でも使いやすいことです。
直感的でシンプルな操作画面を提供している販売所や取引所のほうが、購入時に迷う心配がなく、誤操作のリスクも低くなります。
また、充実したサポート体制が整っていれば、初めて暗号資産の取引をする人でも安心して利用できるでしょう。困った時にすぐに質問できるカスタマーサポートがあるか、日本語でのサポートに対応しているか、サポートの受付時間が長いかなどを事前に調べておきましょう。
さらに、公式サイトに暗号資産に関する情報提供や学習コンテンツが豊富にあれば、これから勉強して投資を始めたい初心者でも利用しやすいでしょう。
5つ目の選び方は、取引所の信頼性や実績が問題ないことです。
一部の暗号資産の販売所や取引所は、不適切な運営を行っていたり、突然サービスを停止したりするため、安心して取引ができません。
不明瞭な点が多い会社は、信頼性が低いと判断できます。
さらに、過去に大規模なシステム障害やハッキング被害の履歴がないか確認することも重要です。過去にハッキング被害に遭っている取引所を利用したい場合は、改善策や顧客への対応が適切に行われたかどうかを判断基準にしましょう。
販売所や取引所については、インターネットやSNSでの口コミを確認することで、公式サイトでは分からない実情を知ることができます。
暗号資産の取引所と販売所は、それぞれ異なる特徴を持つため、自身の目的に合わせて使い分けることが重要です。
どっちがいいか迷った場合は、初心者なら注文操作が簡単な販売所、中上級者で手数料を抑えたいなら取引所を選びましょう。
また、レバレッジやスプレッド、取扱銘柄の数など他の条件でも比較することが重要です。
なお、ハッキングによる盗難リスクを避けたい、高いレバレッジで取引したいなら、海外FX業者の暗号資産CFD取引がおすすめです。数百倍以上のレバレッジで取引ができる他、暗号資産取引所のように暗号資産を保有する必要がないので盗難のリスクがありません。
FXGTでは、最大1,000倍のレバレッジで暗号資産CFDの取引ができるので、少額から多くの利益を狙うことができます。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。