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昨日の為替市場は、利上げ加速観測を背景にドル円が154円台まで急落しました。東京時間の午前も円高が進行しているため、注意が必要です。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
7日の東京外国為替市場午後のドル円は、いったん156円台前半でもみ合いましたが、再び156円を割り込むと下値を広げ、15時半前には155.5円台まで売られました。

一巡後に買い戻される場面もありましたが、156円台の回復には至らず、17時前には155.5円台前半まで日通し安値を更新。
前週に円高が大きく進んだ反動が入りやすい一方、日銀の利上げ加速への思惑やベッセント米財務長官による円安是正への働きかけを背景とした円高警戒感は根強く、上値の重さが意識されました。
ロンドン外国為替市場では、一時1ドル154円近辺と、2月下旬以来およそ半年ぶりの円高水準まで大幅に下落。
欧州勢が参入する時間帯に入ると円買い・ドル売りが加速しました。日銀が利上げペースを加速させるとの見方が強まっており、これまで円売り・ドル買いを進めていた投資家がポジション調整に動いたとみられます。
市場では、新規の材料はないものの、米金融政策の先行きが不透明になるなかでドル売りが出たとの声が邦銀筋から聞かれました。
ニューヨーク時間に入ると、方向感が乏しくなりました。
急ピッチで値を下げた反動から154.8円前後まで買い戻しが入ったものの、戻りの鈍さを確認すると再び154円台前半まで押し戻され、徐々に値動きも停滞しました。
レーバーデーの祝日でNY勢が不在だったこともあり、全般に動意を欠いた展開となりました。
8日午前の東京外国為替市場ではドル円は一段安となり、10時時点で153.7円台で推移。
日銀の利上げ加速への思惑を背景とした円高の流れが止まらず、2月23日の安値である154円を下回ると153.5円台まで下落し、2月18日以来およそ7カ月ぶりの安値を更新しました。
また、イラン外務省の報道官が7日の記者会見で、ホルムズ海峡の航路などに関して数日中にもオマーンとの合意が成立する可能性があると述べており、中東情勢を巡る緊張緩和への期待が高まるなかで、有事のドル買いを解消する動きも広がっているもようです。
ドル円はサポートラインであった155円を割ったことで下落が加速しています。
先々月の為替介入では163.9円前後から155.3円前後まで8.6円も急落しました。
この下落幅を今回の下落に当てはめた場合、160.2円前後から8.6円を引いた151.6円がターゲットとして浮上してきます。
さらに今年1月につけたサポートラインが152円前後にあることから、152円まで下落する可能性も考えておく必要があります。
ただし、152円前後を割れても急落からの揺り戻しが起きる可能性があるため、152円前後から安易に売ることは避けたほうが良いかもしれません。

本日の注目銘柄はユーロ円です。現在の水準は11月に突破したレジスタンスラインがありましたが、サポートラインとして機能するか注目です。

この水準を割れた場合、175円台前半まで下落する可能性があります。
本日は重要な経済指標の発表はありません。しかし、東京時間午前から再び進行している円高がロンドン時間から再度加速する可能性があります。
加えて、いつ反発が起きてもおかしくないため、慎重な判断が求められます。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。