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昨日ドル円が一時160円に到達しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
2日の東京外国為替市場午後からロンドン市場にかけてのドル円相場は、159.7円台を中心とした狭い値幅での横ばい圏でもみ合う展開となりました。

米国とイランの戦闘終結に向けた交渉を巡る不透明感から、エネルギーを輸入に頼る日本の交易条件悪化を意識した円売り・ドル買いが下値を支えた一方、心理的節目である160円の接近に伴い、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が上値を抑制。
ロンドン時間に入ると、原油価格の反落や米長期金利の小幅低下によってリスク警戒感が一時的に緩和したこともあり、為替市場は総じて次の材料を待つ模様眺めムードが支配的となりました。
ニューヨーク市場に入ると、中東の地政学リスク再燃と米経済指標の好結果が重なり、ドル円は一段と上値を伸ばす展開に。
イスラエルによるレバノンへの攻撃継続が報じられ、前日にトランプ米大統領が主張した停戦合意への期待が後退したことで、避難先としての有事のドル買いが優勢となりました。
その結果、ニューヨーク原油先物価格(WTI)も反発して1バレル=93.76ドルで取引を終え、日本の貿易赤字拡大懸念が意識されました。
さらに、米4月雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が761万8,000件と約2年ぶりの高水準を記録したほか、クリーブランド連銀のハマック総裁がインフレ高止まりによる将来的な追加利上げの可能性に言及。
日米金利差の長期化観測からドル買いが加速し、ドル円は一時159.9円台後半まで上伸して約1ヶ月ぶりの高値を付けました。
本日3日の東京外国為替市場午前は、ニューヨーク市場の流れを引き継いで円安・ドル高がさらに進み、一時1ドル160円台の大台を突破しました。
この価格水準は、政府・日銀が為替介入を実施した4月30日以来、約1ヶ月ぶりの円安水準となります。
停戦交渉を巡る米国とイスラエルの間の不協和音から有事のドル買いが継続しているほか、歴史的な高値圏に浮上した日経平均株価を好感した円売りも相場を後押ししています。
ドル円は本稿執筆時点で160円前後です。現状は200日移動平均線より上で推移している限りは買い目線で良いでしょう。

本日の注目銘柄は日経225です。日経225は、5月26日に高値更新して以来急激に上昇しています。このペースで上昇が継続すれば73,000円台まで到達するかもしれません。

現在の高値切り上げおよび安値切り上げが継続している限りは上目線で良いでしょう。
本日は夜に5月分のADP雇用者数、ISM非製造業景気指数、耐久財受注(確報値)の発表を控えています。いずれの指標も市場の注目度が高いためドル円へ影響を与えるかもしれません。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。