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昨日の為替市場は、原油の急落により有事のドル買いの巻き戻しが起きましたが。中東情勢の緊迫化懸念により再度円安方向への動きが強くなっています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
昨日午後の東京外国為替市場は、WTI原油先物価格が86ドル台に下落したことで、有事のドル買いの巻き戻しが発生し、一時157.2円台まで円高が進行しました。

しかし、ロンドン市場に入ると持ち高調整の円売りが入ったことで、徐々に上昇しました。
ニューヨーク市場に入ると、中東情勢の緊迫化でエネルギー輸送の停滞や原油高が当面続くことが日本経済の逆風になるとの見方もあり、円安が進行して1ドル158円台で取引を終えています。
本日の東京市場午前の相場は、159.1円台まで円安が進行する場面もありましたが、IEAが大規模な石油放出を提案しているとの報道を受け、原油価格の下落と同調するようにドル円も下落しました。
ただし、その後は仲値にかけて安値を切り上げ続けており、本稿執筆時点では158.3円台で推移しています。
ドル円は158.8円から159.3円台の抵抗帯を超えられるかに注目が集まります。

まずは9日の高値158.8円台を超えられるかが焦点となるでしょう。
この水準での反転を前提に、売りを検討する余地があるかもしれません。
本日の注目通貨ペアは豪ドル円です。
豪ドルはここ数日、他の主要通貨よりも高値圏での推移が続いています。

昨日の中銀副総裁の発言により、豪中銀の3月利上げ確率が急上昇したことも背景にあるようです。
本日10時台には高値を更新しましたが、午後以降も引き続き上昇するのか注目したいところです。
1時間足など短期足で売りのシグナルが出るまでは、買いを検討する局面が続く可能性があります。
本日は夜に米国の2月分消費者物価指数(CPI)の発表を控えています。
市場予想と乖離した結果が出れば、ドル円や豪ドル円が大きく動く可能性があるため、発表前後の値動きには十分な注意が必要です。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。