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世界の市場は8月3日から7日にかけて、米国、ニュージーランド、カナダから発表される複数の重要な経済指標を控え、動きの多い週を迎えます。製造業関連指標や雇用統計、新規失業保険申請件数、原油在庫などに加え、市場の注目度が高い米国雇用統計(非農業部門雇用者数変化)の公表も控えています。また、主要企業の決算発表も予定されており、これらの経済・企業関連の発表は、為替、商品、株式市場の値動きに影響を与える可能性があります。
月曜日 17:00(GMT+3) 米国:ISM製造業PMI(USD)
水曜日 1:45(GMT+3) ニュージーランド:雇用者数 前期比(NZD)
水曜日 17:30(GMT+3) 米国:原油在庫(USD)
木曜日 15:30(GMT+3) 米国:新規失業保険申請件数(USD)
金曜日 15:30(GMT+3) カナダ:雇用者数変化(CAD)
金曜日 15:30(GMT+3) 米国:非農業部門雇用者数(USD)
ISM製造業PMIは、米国の製造業の景況感を毎月調査する経済指標です。総合指数が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気縮小を示します。新規受注、生産、雇用などの主要項目の動向を把握できるため、製造業の現状だけでなく、米国経済全体の動向を判断するうえでも重要な指標とされています。
2026年6月のISM製造業PMIは53.3%となり、前月をやや下回ったものの、米国の製造業は6か月連続で拡大しました。新規受注と生産は引き続き増加した一方、雇用は小幅な縮小が続きました。在庫と輸入は増加し、納入期間の長期化や顧客在庫の低水準が今後の生産見通しを下支えしています。また、価格上昇圧力は依然として高い水準にあるものの鈍化し、輸出は再び縮小へ転じました。
市場予想では、次回のISM製造業PMIは54.0%へ上昇すると見込まれています。
ニュージーランドの雇用者数前期比は、就業者数が前四半期と比べてどの程度増減したかを示す指標です。四半期雇用調査(QES)をもとに算出され、経済活動への影響が大きい企業を対象に、雇用者数、賃金、労働時間などを集計しています。ニュージーランドの労働市場や景気動向を把握するうえで重要な指標の一つです。
2026年5月は、サービス業の雇用拡大を背景に、就業者数は前月比0.3%増の235万人となりました。また、前年同月比では0.7%増加しており、行政機関、医療、教育、金融サービス分野で特に伸びが見られました。
市場予想では、次回の雇用者数は前期比0.1%増となる見込みです。
米国原油在庫は、米国エネルギー情報局(EIA)が毎週公表する経済指標です。米国内の企業が保有する商業用原油在庫量(バレル数)の増減を示し、世界の原油価格にも影響を与える指標として注目されています。一般的に、原油在庫の増加は需要の鈍化を示唆し、原油価格の下押し要因となる可能性があります。
米国原油在庫は、米国エネルギー情報局(EIA)が毎週公表する経済指標です。米国内の企業が保有する商業用原油在庫量(バレル数)の増減を示し、世界の原油価格にも影響を与える指標として注目されています。一般的に、原油在庫の増加は需要の鈍化を示唆し、原油価格の下押し要因となる可能性があります。
新規失業保険申請件数は、離職した人が失業保険の受給資格を得るために新たに申請した件数を示す指標です。労働市場の状況を把握する先行指標として注目されていますが、週次データであるため変動が大きく、季節要因の影響も受けやすい特徴があります。
2026年7月25日までの週は、新規失業保険申請件数が前週比9,000件増の19万7,000件となりました。一方で、4週間平均は低下し、継続受給者数も178万人へ減少しました。失業保険受給率は1.2%で前週から変わらず、労働市場は比較的安定した状態を維持しています。
市場予想では、次回の新規失業保険申請件数は20万5,000件となる見込みです。
雇用者数変化は、前月と比較した就業者数の増減を示す経済指標です。一般的に、結果が市場予想を上回る場合は、カナダドルにとってプラス要因と受け止められる傾向があります。
2026年6月のカナダの雇用者数は1万8,000人増と、前月からほぼ横ばいでした。失業率は6.5%へ小幅に低下し、平均時給は前年同月比3.3%上昇しました。若年層および中核年齢層の雇用増加がみられた一方、55歳以上では雇用が減少しました。業種別では宿泊・飲食サービス業で雇用が増加し、製造業、農業、公益事業では減少しました。
市場予想では、次回の労働力調査で雇用者数は1万5,000人増加すると見込まれています。
米国雇用統計の非農業部門雇用者数変化は、農業分野を除く産業において、その月に新たに増減した雇用者数を示す指標です。
雇用者数の増加は、米ドル相場を支える要因となる可能性があります。
2026年6月は、米国の非農業部門雇用者数が5万7,000人増加し、失業率は4.2%とおおむね横ばいでした。専門・ビジネスサービス、社会福祉、医療分野で雇用が増加した一方、レジャー・ホスピタリティ分野では減少しました。平均時給は前月比0.3%、前年同月比3.5%上昇しています。また、4月と5月の雇用者数は合計7万4,000人下方修正されました。
市場予想では、次回の非農業部門雇用者数は8万8,000人増となる見込みです。
火曜日 8月4日:SPCX(Space Exploration Technologies Corp.)
火曜日 8月4日:CAT(Caterpillar Inc.)
火曜日 8月4日:MRK(Merck & Co., Inc.)
火曜日 8月4日:MCD(McDonald’s Corporation)
火曜日 8月4日:PFE(Pfizer Inc.)
火曜日 8月4日:BP(BP p.l.c.)
今週は、製造業の活動状況、労働市場の動向、原油在庫、そして主要企業の決算発表を市場参加者が見極める中で、ボラティリティが高まりやすい週になると考えられます。特に金曜日に発表される米国とカナダの雇用統計は、米ドルやカナダドル、株式市場、そして今後の金融政策見通しに強い影響を与える可能性があります。 FX・CFD取引には元本を失うリスクがあります。本内容は情報提供を目的としており、特定の取引を推奨するものではありません。