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昨日の為替市場は、日銀金融政策決定会合によりドル円が上下に動きました。本日はFOMCの発表を控えており、大きな動きが期待されます。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
28日の東京外国為替市場では、日銀金融政策決定会合の結果発表および植田総裁の記者会見を受けて、ドル円は158.9円台から159.6円台にかけて激しく上下する展開となりました。

日銀は政策金利を0.75%前後で据え置くことを決定しましたが、審議委員のうち3名が利上げを提案するという異例の反対票が投じられたほか、2026年度の物価見通しが大幅に上方修正されたことがタカ派的と受け止められ、発表直後は円買いが急加速しました。
しかし、その後の植田総裁の会見において、物価の上振れリスクを認めつつも「直ちに利上げする緊急度ではない」と慎重な姿勢が示されたことで、市場では早期利上げへの期待が後退。ハト派的なニュアンスを汲み取ったドル買い・円売りが優勢となり、夕方には159.6円台後半まで一気に値を戻す展開となっています。
ロンドン・ニューヨーク市場に入ると、翌29日夜に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に積極的な売買が手控えられ、159.4円台から159.7円前後の狭いレンジでもみ合う動きが続きました。
原油価格の高止まりがドルの下支えとなった一方で、重要イベントを前にした持ち高調整の動きも入り、市場は方向感を欠いたまま159.6円前後で取引を終えています。
本日29日の東京外国為替市場では、午前10時半に予定されている豪州の消費者物価指数(CPI)の発表を前に、豪ドルが対円で114.7円前後まで強含みで推移しており、クロス円の上昇がドル円の底堅さにも繋がっています。
ドル円はここのところ大きな変動がないため、次の大きな動きに備えて力をためている段階といえます。ボリンジャーバンドを見ても収縮状態が続いているため、どちらか抜けた方向についていくことを検討しましょう。

本日の注目銘柄はゴールドです。ゴールドはじりじり安値を下げているものの値動きは大きくないため、次の動き待ちです。

レンジ相場の上値は4,800ドル台後半、下値は4,000ドル台となるため、この範囲をどちらかに抜けるまでは様子見を検討しましょう。
本日は21時30分に3月分の米国耐久財受注(速報値)や住宅着工件数などの発表を控えておいます。
しかし、30日の深夜3時には4月分のFOMCが最も為替相場に影響があるため、それまでは待ちの姿勢で問題ありません。
ここのところ、為替相場のボラティリティは低くなっており、FOMCをきっかけに方向性が決まる可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。