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先週末の為替市場においてドル円は、159円台後半で膠着状態が続きました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
3日午後の東京外国為替市場で、ドル円は159円台後半での膠着状態が続きました。

米3月雇用統計の発表を控えた様子見ムードに加え、心理的節目である160円接近に伴う本邦当局の介入警戒感が強まったことが、上値を抑える要因となったようです。
序盤は上値の重い展開でしたが、国内輸入企業による実需のドル買い・円売りで切り返し、昼前には一時159.70円近辺まで上昇する場面も見られました。
しかし、その後は上昇が一服し、午後は159.60円を挟んで方向感の乏しい小動きに終始しました。
ロンドン時間に入ると、聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で欧州主要市場が休場となったため、市場参加者は激減しています。
各通貨とも小動きとなり、ドル円は21時半の米雇用統計発表を前に、159.50円台での閑散とした取引となりました。
ニューヨーク時間は、発表された米3月雇用統計が市場予想を上回る強い内容となったことを受けて一時159.81円まで急伸し、高値を更新しました。
しかし、その後発表された米サービス部門PMI改定値が予想を下回ったことや、祝日に伴う株式・商品市場休場で薄商いだったことも重なり、一転して159.60円台まで押し戻される展開となりました。
その後の下値は堅く、2時時点でも159.60円台でのこう着状態が続いています。
週明け6日の東京外国為替市場で、ドル円は堅調な地合いを維持しました。朝方には時間外の米10年債利回りが4.36%台まで上昇したことなどを支えに159.83円まで上昇し、先週末の高値を僅かに更新しました。
その後、早朝に一時1バレル115ドル台まで急騰した原油先物価格が111ドル台まで上げ幅を縮小したことで、原油高に着目した円売り圧力は一服し上値は抑えられたものの、下押しも限定的でした。
10時前の中値決済に向けては国内輸入企業など実需筋によるドル買いが優勢となり、ドル円は159.70円台前半での推移が続いています。
ドル円は、直近の値動きが極めて小幅となっており、市場には強い様子見ムードが漂っています。
先週金曜日の取引においても明確な方向感は出ず、実質的に動かなかったことから、市場参加者は次の強力な手掛かり材料を待っている状況です。
テクニカル面での上値の目処は2024年7月につけた161円台、下値の目処は1月27日の安値である152円台前半が強く意識されています。

これらの重要な節目をどちらかに明確にブレイクするまでは、積極的な取引は避け、相場の動向を慎重に見極めるのが賢明と考えられます。
本日の注目銘柄はゴールド(XAUUSD)です。ゴールド相場においても現在は方向感が定まらず、レンジ内での推移が続いています。
具体的には、下値の目処として4,110ドル前後、上値の目処として4,700ドル台後半が意識されています。

これらの価格水準を明確に抜けるまでは、新たなトレンドの発生は期待しづらいため、現段階では無理なエントリーは控え、様子見に徹する方が良さそうです。
本日の夜には、重要度の高い3月分の米ISM非製造業景気指数の発表が控えています。
米国の景気動向を占う上で重要な指標であり、結果次第ではドル円の値動きに大きな影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
また、地政学リスクにも最大級の警戒が求められます。トランプ米大統領はイランに対し、7日の夜を交渉期限として提示しました。
ホルムズ海峡の開放がなければ、イラン国内のすべての発電所を攻撃すると宣言しており、期限が迫る中で緊張が一気に高まっています。
経済指標と地政学リスクの両面から、市場が波乱含みとなる展開を想定しておくべきでしょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。