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先週は米雇用統計の結果が発表され、市場予想6万人増に対して11.5万人増という結果でした。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
8日の東京外国為替市場午後のドル円相場は、政府・日銀による為替介入への警戒感が根強く、積極的な上値追いは手控えられ、156.8円台でのもみ合いが続きました。

中東情勢を巡っては、前日までの戦闘終結期待がホルムズ海峡での交戦報道によって後退し、有事のドル買いが下値を支えた一方、夜間に控えた米雇用統計を前に市場は次第に様子見ムードへと傾いたようです。
ロンドン・ニューヨーク市場では、米10年債利回りの低下や原油先物価格の軟化を受けてドル売りが優勢となりました。
4月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回った一方で米ミシガン大学消費者態度指数は予想を下振れました。
これによりドル円は一時156.4円前後まで日通し安値を更新しましたが、米卸売売上高が予想を上回るなど強弱入り混じる結果となったことや、週末のポジション調整から下げ幅は限定的となり、終盤は156.6円台を中心とした小動きに終始しました。
週明け11日の東京市場では、ニューヨーク原油先物価格が100ドル付近まで再び値を戻したことを受け、有事のドル買いとエネルギー実需の買いが再燃する展開となっています。
仲値に向けては買いが強まり、先週末の高値を上抜けて一時157.1円前後まで上昇する場面がありました。
米国とイランの停戦交渉の先行き不透明感が原油高・ドル高を支える格好となっていますが、当局の介入警戒感も依然として強く意識されており、157.1円台に乗せてからは積極的に上値を試す動きも限定的で、現在は156.9円前後での推移となっています。
ドル円はまだ方向性が不透明なため安易に売買するのは控えたほうが良いかもしれません。

高値が160.6円前後、安値が155円台前半と値幅が大きいため、次のチャンスを待つようにしましょう。
本日の注目銘柄はWTI原油です。

80ドル台後半から90ドル台前半にかけて長い下ヒゲがあるため、この水準では底堅い可能性があります。上値の目処は110ドルあたりとなるでしょう。
東京市場開場中は引き続き為替介入の警戒によりあまり動きに乏しいかもしれません。
本日は夜に4月分米中古住宅販売件数の発表を控えており、ドル円が大きく動く可能性があります。予想は407万件と前回の398万件よりも多い見込みです。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。